環境

６月は環境月間として、全国で環境に関するイベントが沢山開催されています。園では子どもたちが蒔いた芝の種が築山を緑に変え、涼しげに初夏の園庭を飾り、環境を自分で変える体験になりました。
田んぼの代掻(しろか)きでは、ばら組とゆり組がおいしいお米が育ちますようにと土を踏み、泥にして田んぼ作りをしました。足裏で泥の感触を楽しみながら、たまに当たる小石を拾い、「泳いでもいいの？」と泥の感触を全身で感じていました。
泥んこになった服を高圧洗浄機で水洗いをしながら、「この子が大人になるまでに、全身が泥まみれになる体験が、あと何回あるのかなぁ…」と話しながら落ちる泥に喜びと責任を感じていました。

今月は保護者の方の保育参加があり、水遊びやプール、夏祭りに向けての活動が始まります。環境を通して夏ならではの季節を楽しんでいきたいと思います。ご感想などをぜひお聞かせください。

交通安全

5/29に八王子市交通安全教育指導員に来園していただき、ホールでお話や映画を見た後、園
庭で信号機を使って交差点の待ち方やわたり方の指導を受けました。

苗つくり

春に種もみに水を吸わせて芽の出た苗を発泡スチロール、発泡スチロールにプラフネ 、黒いビニールバケツを育苗箱(いくびょうばこ)にしてゆり組が育てています。発泡スチロールが小さく、黒いビニールバケツが一番大きく育ち、箱ごとに生長の違いができたので、子どもたちと観察しました。「色が黒い方が温かくなって大きくなった」との意見に「白い発泡スチロールを黒に塗ろうよ」など、まだ小さな苗にしっかりと愛着がうまれていました。

6月の予定

4	火	長房三園交流（ばら組西保育園）
		布団乾燥
6	木	0歳児健診
7	金	プール開き
11	火	じゃがいも堀り (ゆり組井上さんの畑へ)
		交通安全指導
12	水	歌と絵本で遊ぼう
13	木	避難訓練（竜巻想定）
14	金	ヒップホップ
19	水	ベビーマッサージ
		避難訓練（夕やけ保育）
20	木	布団乾燥
21	金	お話の会

ESD

長房西保育園で進めている“ＥＳＤ (持続可能な開発のための教育)”とは、園で取り入れている環境教育の一つで、持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development）の頭文字を取ったものです。人間性を育むことと他者や社会、自然環境との関係性を認識し、「関わり」、「つながり」を尊重できる個人を育むことをねらいとしています。ＥＳＤは環境だけを考えるのではなく、環境的な取り組みを通し、人や自然と仲良く生きるための力など、様々な角度からアプローチしています。ぜひみなさんと一緒に進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

長房西保育園が取り組む、ＥＳＤ（持続可能な開発のための教育）
平和教育　　　 自分が大好き・人が大好き・自然が大好きを育む。安心感、平和
な環境、愛着形成。
人権教育　　　 子どもの権利条約をもとに、大切に育てる　
環境教育　　　 豊かな自然体験：自然の面白さ・不思議さ・・・。
ミミズのコンポスト・古紙、布などの再利用・ゴミの分別
福祉教育　　　 みんな一緒に仲良く生活する（協同の）喜び。
人の役に立つ喜び（貢献）
多文化共生教育　  国際理解教育、“みんなちがっていい“を受けとめる力 、葛藤解決
ジェンダー教育　　男女の違いと平等意識
開発教育　　  地域の環境を守る。散歩時の配慮

その他 食農教育 　栽培、お米作り、食育　
青少年育成  ｲﾝﾀｰﾝｼｯﾌﾟ・実習生等受入、学校・家庭・地域教育への貢献：
各種便り、行事の公開、交流保育

「子どもの権利条約」

これは世界中のすべての子どもたちがもっている“権利”で、大きくわけて次の4つの権利を守るように定めています。そして、子どもにとって一番良いことを実現することを目指しています。

①生きる権利
子どもたちは健康に生まれ、安全な水や十分な栄養を得て、健やかに成長する権利を持っています。

②育つ権利
子どもたちは教育を受ける権利を持っています。また、休んだり遊んだりすること、様々な情報を得、自分の考えや信じることが守られることも、自分らしく成長するためにとても重要です。

③守られる権利
子どもたちは、あらゆる種類の差別や虐待、搾取から守られなければなりません。
紛争下の子ども、障害をもつ子ども、少数民族の子どもなどは特別に守られる権利を持っています。

④参加する権利
子どもたちは、自分に関係のある事柄について自由に意見をあらわしたり、集まってグループを作ったり、活動することができます。そのときには、家族や地域社会の一員としてルールを守って行動する義務があります。