園庭の木々も鮮やかな緑に変わり、砂場やテラスのグリーンカーテンも一気に葉を付け、植物も夏に向けて元気に生長しています。各クラスではプランターに野菜の苗を植え終わり、畑ではジャガイモが芽を出し始めました。今日は天気も良く、畑から疎(おろ)抜(ぬ)いたかわいいニンジンをすみれ組の子どもたちと食べたのですが、みんな「おいしい！」「あまい！」と良く食べていました。中には葉っぱまでおいしいと言って食べていました。ぜひお子さんと一緒に観察してみてください。
さて、早いもので４月に始まった新しい生活も1カ月が過ぎ、保育園の環境にも少しずつ慣れ始めたころですが、毎年５月には大型連休があり、慣れ始めた生活のリズムが変わってしまいます。
子どもが新しい環境に慣れるのも、徐々に進む子どももいれば、初めは大丈夫な子も慣れてくると、保育園を嫌がったり、泣き始めたりする場合があります。子どもが慣れるスピードには、“速い”“遅い”や“後から嫌がる”など様々であり、新入の子どもだけでなく、進級の子どもたちにとっても新しい環境は一緒です。これも一人ひとりの意思表示であり、保護者にとっては大変な状況ですが、保育者も嫌がったり泣くことは、子どもの思いであり成長と捉えています。
ぜひ、お休みの間も規則正しい生活を送って、連休明けには元気に登園して来ていただければと思います。もし、くずれる事があっても根気よく子どもに付き合って、少しずつ保育園の生活リズムを取り戻していただければと思います。

保育ボランティア

配布した行事予定表には６月が保育ボランティア月間となっていますが、予定を入れやすくするため、今月末より保育ボランティア（保育参加）が始まります。子どもと一緒に登園して保育に参加し、午睡中にグループ懇談会を行います。
保育中は保護者の方がいることで、やきもちをやいたり、離れられない場合もありますが、ありのままの姿を受け止め、子どもの新しい一面を発見して楽しんでいただければと思います。クラス全体や保育者の個性を観察するのも楽しいと思います。どうぞクラスの先生となって、楽しんでみてください。

5月の行事予定

※今月末より保育ボランティアが始まります
※ぎょう虫検査は全園児、尿検査はちゅうりっぷ組以上で27日(火)朝採取、提出となります。

「子どもの権利条約」

ちょうど今年は国連が「子どもの権利条約」を採択して25年、日本が批准して20年目になります。これは世界中のすべての子どもたちがもっている“権利”で、大きくわけて次の4つの権利を守るように定めています。そして、子どもにとって一番良いことを実現することを目指しています。

①生きる権利
子どもたちは健康に生まれ、安全な水や十分な栄養を得て、健やかに成長する権利を持っています。

②育つ権利
子どもたちは教育を受ける権利を持っています。また、休んだり遊んだりすること、様々な情報を得、自分の考えや信じることが守られることも、自分らしく成長するためにとても重要です。

③守られる権利
子どもたちは、あらゆる種類の差別や虐待、搾取から守られなければなりません。 紛争下の子ども、障害をもつ子ども、少数民族の子どもなどは特別に守られる権利を持っています。

④参加する権利
子どもたちは、自分に関係のある事柄について自由に意見をあらわしたり、集まってグループを作ったり、活動することができます。そのときには、家族や地域社会の一員としてルールを守って行動する義務があります。

地域の交流（こいのぼり）

毎年園ではこの時期にこいのぼりを作り、地域の“長房ふれあい端午まつり”に飾っています。このこいぼりはゆり組（５歳児）が布を縫って無地のこいのぼりをつくり、ばら組（４歳児）とゆり組で染めるのですが、子どもたちが話し合い、今年は赤とオリーブという渋めの緑色になりました。
今日は長房中央保育園、長房南保育園と３園合同で、飾られたこいのぼりを見に行き交流を図りました。季節毎の地域のお祭りや保育園同士の交流など、長房ならではの交流です。大事に進めたいですね。
お休みには長房市民センターの前で、長房西保育園の歴代のこいが元気に泳ぎます。ぜひ、見に行ってください。
（長房市民センターを背に橋を渡って右手です）