競争すると荒れる
長房西保育園の運動会は競争が少ないとよく言われます。そう言われて考えてみると、競争といえるものは年長児のリレーだけです。5歳児になれば、そろそろ競い合う楽しさがわかり、勝つために仲間と工夫し、力を合わせて一生懸命頑張るということがわかり始める年齢ということもあります。
競争する力も大事だという考えも理解できますが、子どもたちはある年齢が来ると自然と勝ち負けにこだわり、競争するようになります。その時に頑張れる心や体づくりが乳幼児期に必要な教育となります。それはどんな教育かといいますと楽しい遊びや生活を通して、仲間と一緒に活動する喜びや、一人ひとりが自分の思いを満たし、充足感を持って生活できるようにする教育方法です。
一方、この部分を短絡的に考え、早くから競争をさせて、悔しい気持ちや頑張る気持を育てればいいと考える教育観とは全く正反対の教育方法になります。
悔しさも頑張る気持も全て自分の心の中の葛藤ですから、他者から「もっとがんばれ」とか「そんなことをしているからだめなんだ」というような声をかけられていると、今やっている事がすぐ嫌になってしまったり、反抗的になったり、人のせいにしたりするなどの性格が、だんだん子どもの中に作られる可能性がありあります。
よく、子どもには楽しい事をたくさん体験してもらい、『自分の好きな事』をたくさん見つけてもらうことが大事だといわれます。まさしく、自分の好きなことは興味が持続し、自分から調べたり、工夫したりして、はたから見てつらそうなことでも、惜しみなく努力をします。ここが、乳幼児教育と学校教育の大きな違いかも知れません。先を焦って子どもを追い詰める子育てや教育は、長い目で見ると、人格形成の部分で問題もあるということも考えておきたいものです。
第三者アンケートご協力のお礼
アンケーへのご協力ありがとうございました。今後の予定は下記のようになっております。早めに第三者評価に取り組んだので、年度内にその結果を反映させていきたいと考えています。
・聞き取り調査訪問10月18日
・園内フィ―ドバック11月14日
・保護者へのフィードバック11月中旬予定
※最終結果につきましては園内にも掲示いたしますし、東京都福祉保健財団の
ホームページからもご覧になる事ができます。
10月の行事予定
1
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月
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身体測定
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2
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火
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身体測定・布団乾燥 職員会議
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3
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水
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交通安全指導 太鼓で遊ぼう
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4
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木
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園児健診(全園児)
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8
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月
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体育の日 休園
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10
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水
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すぎな交流
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13
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土
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運動会
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15
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月
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ぎょう虫検査器材配布 安全点検日
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16
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火
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遠足(1・2・3歳児)
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17
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水
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歌って遊ぼう・布団乾燥
長房3園交流(5歳)
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18
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木
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お話の会
第三者評価訪問調査
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19
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金
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ヒップホップ
長房3園交流(5歳)
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22
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月
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ぎょう虫検査提出日
職員細菌検査・献立会議
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23
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火
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乳児会議
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24
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水
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遠足4・5才
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25
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木
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ベビーマッサージ
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26
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金
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絵画指導(SAL氏)
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27
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土
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にこにこクッキング
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29
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月
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長房3園交流(4歳)
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ESD (持続可能な開発のための教育)
竹島や尖閣諸島の話題は皆さんの家庭でも出ているのでしょうか。実は子ども達の話の中にも時々出てくるのです。
今、日本の保育園はいろいろな国の子どもたちが利用しているので、国際紛争が起きると、とっても心配になります。全国私立保育園連盟では保育園の子どもたちのことを地球家族と呼び、どの子も自分の国に誇りを持ち、なおかつお互いの文化や宗教などを認め合いながら、その子のアイデンティティーの確立を大切にしています。
長房西保育園でも同じスタンスで、一人ひとりの“その子らしさ”を大切にしていますが、不用意な子ども同士の言葉で傷つかないように、穏やかな話し方を心がけ、お互いの気持ちの折り合いがつくように、保育者にうまく介入してもらいます。
日本は憲法で国際紛争の解決の手段として話し合いで解決したいと望んでいますし、国連による国連憲章は第6章で紛争の平和的解決を定めて、軍事的手段による解決を否定しています。国境の問題は今すぐ解決できそうにありませんが、少なくとも次の世代の子どもたちが誰とでも仲良く出来る力を備えていけば、50年後には紛争解決の糸口が見つかるかもしれません。平和で安全な社会は一人ひとりの意識が作るものです。そのためにも、子どものころから、人と仲良く一緒に暮らす環境を整えていかなくてはなりません。
ESD教育の中にも平和教育や多文化共生教育が含まれています。どうか、家庭でも人と仲良く暮らす姿を出来るだけ伝えて欲しいと思いますし、地球家族という言葉も意識して下さい。
お月見団子作り −手作りの喜び−
4、5歳児クラスの祖父母の方や、地域の方に声をかけながら、お月見団子作りをしました。一昔前ならお団子作りの経験者もたくさんいたのでしょうが、今の若いおばあさまたちの中には初めての方もいたようです。それでも皆さん子育て経験者ですから、子どもへの関わり方はとても慣れていました。
一緒におしゃべりをしたり、遊んだり、わがままを聞いてもらったり、時にはいたずらっ子をたしなめるシーンもあったりして、とても楽しい保育が展開されていました。
出来あがったお団子は子ども達と一緒に給食でいただきました。その不揃いのお団子の大きさからも、個々の子の個性や、ぬくもりまでが伝わってくるようで、手作りの大切さを改めて感じました。
※白玉による事故予防について
白玉による幼児の窒息事故予防について、園内で確認をしました。園では100%手作りですが、小さいクラスは平らにしたり、小さく刻んだりして提供しています。冷凍の白玉が原因という話も聞きましたが、手作りや、よく噛んで飲み込めるように食事の時の関わりを個別に見るようにすることが大切だということを再確認しました。
イベント案内(予約をしてください)
- 3日(水):太鼓で遊ぼう 11時〜11時半
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17日(水):歌ってあそぼう 10時〜2歳児
10時半〜3歳児
- 19日(金):親子でヒップポップ! 10時〜10時半 1歳以上 上履きが必要です
- 25日(水):ベビーマッサージ 10時〜11時半
子育て相談
何でも気軽にどうぞ。臨床心理士への相談も予約により可能です。(保護者の方も可。)
一時保育
緊急に保育が必要な方のお子さんをお預かりいたします。登録が必要です。
定員は3人(1歳児以上)
利用料 1時間350円
(給食300円、おやつ100円は別途)
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