異年齢保育の喜び体験
今年の夏も、ゆり組の子(5歳児)は0歳児から4歳児のクラスに分かれて生活をしはじめました。このシステムは昨年から始めた保育スタイルですが、日頃の自由な交流の中で育まれた子ども同士のつながりや、保育者との関係をベースに進めるものです。年長さんが動くのは、環境の変化を受け入れるだけの育ちがあるからです。
また、昨年の経験から、年長児の理解を園全体の職員と共有し、様々な角度から、園の年長児としての育ちを確認し、今後の保育を考えて、より深い支援が出来る体制が生れるという利点もありました。さらに、年長児が小さい子の憧れとして生活してくれることは、年下の子の遊び方一つをとっても、とても良い影響を与えてくれます。さらに年長児は同年齢で過ごす以上に社会貢献という面では、人の役に立つ喜びを十分感じるチャンスにもなります。
そこで、年長児たちが主体的に生活できるようにするため、最初に行うのが子ども達の話し合いです。『どこのクラスで過ごしたいか』をみんなで相談して、自発的に関係を持ちたいクラスを決めます。この時、自分のお気に入りの子がいたり、兄弟がいたりする子は直ぐに決まります。しかし、実際に交流のお試し期間中に異年齢の生活を体験してみると、ちいさい子どもたちの思わぬ自己主張に出会い、「こんなはずでは?」というようなシーンにも出会います。そんな時は、お互いの発達の違いや環境の問題という考えから、特別な我慢というようなことは求めず、クラスを変更することもあります。
違うクラスの中で、年長さんがひと夏、それぞれに楽しい体験ができるよう、各クラスの担任もその子の理解を深め、他の子ども達との関係が深まるように関わっていきますが、この縦の関係が運動会の活動にも生かされるはずです。どうぞ、ご理解とご協力の程、よろしくお願いします。
給食の放射線量 -放射線測定結果について-
八王子市で給食の放射線量を測定することになり、7月19日の給食を子育て支援課経由で、保健所に運び、測定していただきました。結果につては特別問題がありませんでしたので、ご安心ください。なお、詳しい結果については八王子市のホームページから知ることができますので、そちらをご覧ください。
献立名
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検査結果(単位:Bq/Kg) (カッコ内は検出限界値)
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放射性ヨウ素
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放射性セシウム
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ヨウ素-131
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セシウム-134
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セシウム-137
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牛乳
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検出せず
(<4.9)
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検出せず
(<8.5)
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検出せず
(<6.9)
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酢豚、おひたしごはん・おじやわかめスープ桃・メロン・麦茶
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検出せず
(<4.5)
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検出せず
(<7.7)
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検出せず
(<6.6)
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8月の行事予定
1
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水
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避難訓練
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6
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月
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身体測定
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7
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火
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身体測定
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8
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水
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太鼓で遊ぼう
交通安全指導
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10
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金
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ヒップホップ
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11
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土
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卒園児交流
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15
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水
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安全点検
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20
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月
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細菌検査
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22
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水
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献立会議
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28
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火
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乳児会議
職員会議
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29
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水
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0才児健診
歌って遊ぼう
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30
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木
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ベビーマッサージ
給食室会議
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実習生2名 4,5歳児クラス 8/27〜9/11
ESD (持続可能な開発のための教育)ワイルドグリーンカーテン
「ワイルドだろう」という言葉がはやりましたが、
ゆり室の前にあるグリーンカーテンは本当にワイルドな感じがします。正体はクズという野草です。とっても繁殖力が強いので、昨年の秋に植えてみました。すると今年になってどんどん伸び、今では横幅が10mを超える勢いです。
このクズとういうつる性の草は林の入り口で湿度調整をしているようで、皆さんもなんとなく見ていると思います。3枚ある葉の真ん中の1枚は、日差しの強さによって葉からの蒸発を押さえるというねらいで、太陽に対する角度を変えるという話を聞き、それから「この草はすごいなあ」という印象を持つようになりました。しかも、根からはクズ粉という貴重なデンプンが採れるそうです。
一方、繁殖力が強いので、剪定をしながら上手に付き合わないと大変なことになります。この付き合い自体がESDとの活動(持続可能な開発のための教育)ともつながっています。秋には香りのよいきれいな花が咲くのですが、今年は見る事が出来るでしょうか。それも楽しみです。私達の周りには、まだまだ不思議なものがたくさんあります。
クラスのプランターから収穫 -食事の時間を大切に!−
今年は各クラスのプランター栽培がに盛んに行われました。
自然に生えてき大葉もよく利用しました。子ども達は自分の手で収穫したものが食卓に上る喜びをとってもよく知っていて、その時の食べる量まで影響されるから不思議です。ものすごくおいしい味という訳ではないのでしょうが、食べるという事は感情面の影響がとっても大きいという証拠でもあります。
ですから家庭でも栽培がないにしても、『楽しく食べる』ということが本当に大切な毎日の『いとなみ』だということを意識した食事の時間にしてください。

クラス前のプランターで育つイタリアンパセリ・バジル・かぼちゃ
『子どもの学び』−友だちへの思いと空腹の葛藤−
7/19、20に5歳児がお泊り保育を行いました。夕食の支度で子どもが指先を切り、病院で治療をしてもらったのですが、ちょうど夕食の時間と重なったので、子どもたちと友だちが帰ってくるのを待とうかどうかの話し合いが始まりました。
お腹がすいて、おいしいものを目の前にした中での思考ですから、大変厳しかったと思うのですが、「待っていたい」という気持ちが伝わってきました。
その時、電話が鳴り、あと数十分で帰るという情報も入り、それでは「ゆっくり食べて待っていよう」という結論に達した子どもたちの判断も、素敵だと思いましたが、いろいろな意見が出る中で、子どもの学びを感じました。仲間を思う気持ちが育っています。
イベント案内(予約をしてください)
- 8日(水):太鼓で遊ぼう 11時〜11時半
- 10日(金):親子でヒップポップ! 10時〜10時半 1歳以上 上履きが必要です
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29日(水):歌ってあそぼう 10時〜2歳児
10時半〜3歳児
- 30日(木):ベビーマッサージ 10時〜11時半
子育て相談
何でも気軽にどうぞ。臨床心理士への相談も予約により可能です。(保護者の方も可。)
一時保育
緊急に保育が必要な方のお子さんをお預かりいたします。登録が必要です。
定員は3人(1歳児以上)
利用料 1時間350円
(給食300円、おやつ100円は別途)
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