子どもの主体性を生かした保育
この夏、長房西保育園では、子どもたちの発達を踏まえ、より安心できる環境で主体的な生活が出来る異年齢保育に取り組みました。例年ですと保育一期に培った異年齢での人間関係を生かして、保育者の配慮の元3,4,5歳児を2グループに分け、保育をしてきました。しかし、昨年の自己評価の中で、3、4歳児が新しい環境に慣れるのには時間もかかるし、不安感も高いという意見が出されていたので、改めてグループ分けについて、全年齢の先生たちが集まり、話合いをしました。その結果、環境が変わることを理解出来、より主体的に自己決定の出来る5歳児の子どもたちに分かれてもらうことに決まりました。
さっそく5歳児の担任がクラスで話し合いを持ち、子どもたち自身が、どのクラスで生活したいかを考えました。この判断をする時に役立っているのは、年長組になった4月から、自己申告によって、どこのクラスへもお手伝いに行けるという、個々の思いを大切にした異年齢保育の実践があったからだと思います。
それでも最初は、やはり5歳児でも少し戸惑いがあったようです。そこで、午睡後、5歳児だけ集まって『お帰りの会』を開き、その日にあった出来事をお互いに報告し合い、翌日の活動を決めるという意見交換の場をもうけることによって、より意欲的に取り組めるようになりました。
この効果として3、4歳児は今までと同じ生活環境下でロッカーや下駄箱を使えるため、混乱が起きにくくなりました。また、全てのクラスで、お兄ちゃんお姉ちゃんの真似をするという効果が生かされ、遊びや生活などに対する影響があちらこちらで現れました。例えば乳児用の浅いプールに身体の大きな5歳児が一緒に入って、水を頭からかぶったり潜ったりする姿も非常に刺激的だったようで、水遊びがダイナミックになりました。ブロックではすごい作品を作り、ごっこ遊びでもリーダーシップをとってもらい遊びが豊かになりました。職員間でも連携が深まり、それぞれの子どもの個性がよりよく見えるようになりました。今回の体験はこれから始まる保育二期に向け大きなベースになると思います。
お迎え訓練 1日(木)
台風接近の不安定な天候の中、お迎え訓練への参加ご協力有難うございました。やはり、3・11の影響があるのでしょう、災害はいつやってくるかわからないので、雨の中の避難体験も大切だと思いますというご意見も頂きました。これを機会に、どうぞ、災害対策を各家庭でしっかりと進めて下さい。
お団子づくり 12日(月)
十五夜にちなみ5歳児の祖父母と、地域の方を招いてのお団子作りをいたします。どうぞご参加ください。
9月の行事予定
1 | 木 | お迎え訓練 研修報告会 |
5 | 月 | 身体測定 |
6 | 火 | 身体測定 布団乾燥 職員会議 |
8 | 木 | プール納め |
9 | 金 | 交通安全指導 |
13 | 火 |
絵画指導(SAL氏) |
14 | 水 | すぎな交流 0才児健診 |
15 | 木 | お話の会 安全点検日 |
16 | 金 | 細菌検査 |
19 |
月 | 敬老の日 休園 |
20 | 火 | 布団乾燥 |
21 | 水 | 太鼓で遊ぼう 献立会議 |
23 | 金 | 秋分の日 休園 |
27 |
火 |
歌って遊ぼう 乳児会議 |
29 |
木 |
ベビーマッサージ |
30 |
金 |
ヒップホップ |
〜10日共立・明星実習生
21〜22日元八中インターンシップ
ESD(持続可能な開発のための教育)
これはゴマダラカミキリ虫です。捕まえたのは園児のお母さんです。私の目の前で、何の躊躇もなくガシッとつかみ、子どもに渡しました。昆虫類は保育者の中にも苦手な人がいるのですが、「すごい!」という感じでした。お母さんが平気でつかんだ事もあるのでしょう、その子どもも嫌がらずに持って、クラスまで持っていきました。もちろん子ども達は大喜びです。カミキリ虫は木にや葉を食べるので害虫扱いをされています。それでも、子どもにとっては魅力のある存在です。
1歳児のクラスでは夏の間に飼っていたカブトムシの幼虫が成虫になり、卵を産んだといって大騒ぎになりました。ところが、今はどういう訳か見えなくなってしまい、本当かどうかも疑われています。
カブトムシも毎日一所懸命世話をする子と、見ているだけの子がいますが、先のお母さんのように、自然体で昆虫とも付き合うことができれば、子どもたちへの影響ははかりしれないものがありますません。ぜひ虫を見たら「「キャッー!」とは言わずに、出来るだけ冷静に対応してください。特に男の子のいる家庭では、お母さんの試練が続くかも知れません、小さな命を幅広く受けいれる事も、持続可能な社会を作るための大切な体験です。
子どもの素顔
●甘える
夏の間は下記の様なたくさんの方々が実習やボランティアで来て下さいました。
7/26〜7/29ボランティア1名、8/1〜8/2 船田小学校(1名:5歳児、1名:3歳児)、8/23〜8/25 富士森高校1年生2名、
そして今は8/29〜9/10 明星大学 1名(4歳児)、共立女子大学1名(2歳児)が保育実習中、さらに9/21〜9/22は元八中のインターンシップを受け入れします。
実習生たちが来ると、子ども達の様子がいつもと違います。直ぐに抱きついて甘える子もいれば、少し離れた所から様子をうかがう子もいて、新しい人とのコンタクトの取り方は様々です。そして、子どもたちの甘える姿、緊張する様子から、普段とは違う別の子どもの素顔に出会う事が出来るので、子どもの理解にも役立ちます。
●泥遊び
川の氾濫ではありません。子ども達が遊んだ後です。ここでどんな遊びが展開されたのかと思うと、わくわくしませんか?今、放射能の影響で外遊びの出来ない地域もありますが、大人の責任として、自然とのびのび触れ合うことのできる、子どもの自由な時間を奪わないようにしたいですね。
子育て支援☆ペンギン広場で遊ぼう
園の地域子育て支援活動です。お知り合いの人がいましたら声をかけてください。誰でも利用できます。園庭開放は月から金曜日の9時半〜11時半です。ベビーマッサージの予約は毎月第2月曜10時からです。
イベント案内(予約をしてください)
- 21日(水):太鼓で遊ぼう11時〜11時半
- 27日(火):歌ってあそぼう
10時〜2歳児以下、10時半〜3歳児以上
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29日(木):ベビーマッサージ10時〜11時半
- 30日(金): 親子でヒップポップ!
子育て相談
何でも気軽にどうぞ。臨床心理士への相談も予約により可能です。(保護者の方も可。)
個人情報について
ホームページや園だより等に使用する写真ですが、顔がうつることが気になる方は担任まで連絡してください。
一時保育
緊急に保育が必要な方のお子さんをお預かりいたします。登録が必要です。
定員は3人(1歳児以上)
利用料 1時間350円
(給食300円、おやつ100円は別途)
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