子どもたちの変化
年末から年始にかけて、子どもたちは家庭でたっぷりと甘えることができたでしょうか。保育者たちは1〜2週間ぶりに会った子ども達の変化を敏感に感じとっていました。0歳児の保育者たちは、子どもたちの歩行が急に上手になっていたことや、保育者を求めて嬉しそうに近寄ってくる姿に驚いていました。1歳児の保育者は、言葉で言える物の名前が増えたり、自分の思いを一所懸命伝えるようになったりしたことに感激していました。
2歳児は、お正月に体験したことを保育者が聞いてもわかるような言葉で、一生懸命話してくれたこと。3歳児はその話が更に具体的になり、お餅やお年玉の話が出たり、挨拶ができるようになったこと。4歳児はお節料理の中身についてたくさんの名前がでてきたり、自分からお正月の挨拶をするようになったこと、5歳児は自発的に『あけましておめでとう』というあいさつをしたり、今年の目標を決めてきた子がいて、みんなの前で発表する子がいたりと、様々な子どもたちの成長を感じ、園全体で喜ぶことができました。私達も子どもたちの育ちが確認できたときは、保護者の皆さんと一緒で、とてもうれしい瞬間であり、仕事に対する意欲も高まります。
毎日子どもといると、成長はそうそうはっきりと見えるものではありませんが、あゆみノートのようにエピソードを記録したものは、その役に立つと考えています。保護者の方からも「この冬休みにゆっくりあゆみノートを読み返し、その成長がうれしかったです。この保育園を選んでよかった。」というコメントをいただきました。私達はこの見えにくい子どもの変化を出来るだけ見えるようにし、『楽しい親子関係』の一助になることが大事だと思っています。子どもにとって『心地の良い時間の連続』。これが子どもの幸せでもあり、私達の喜びともつながっています。
最近では親に限らず、社会全体が子どものいる環境を不快に思うようになってきたのですが、子どもとの交流や面白さを発見する時間が少なくなったことも原因のひとつのような気がします。今年はそんな子どもとの時間をたっぷりとれる一年にしたいですね。
あゆみの交流
1月31日(月)から子どもたちの育ちを保護者の皆さんと一緒に確かめ、その成長を一緒に喜び合うことを目的とした行事『あゆみの交流(個人面談)』がはじまります。期間は2月5日までの1週間です。申し込みの受付をはじめましたので、早めにクラス担任と予定日を決めてください。育児相談にも対応しますので、何でも遠慮なく話してください。なお、お車での来園はご遠慮ください。
1月の行事予定
4 |
火 |
保育始め |
6 |
木 |
職員会議 |
10 |
月 |
成人の日(休園) |
11 |
火 |
身体測定 観劇「劇団風の子」 布団乾燥 細菌検査 |
12 |
水 |
身体測定 0才児健診 新年のつどい すぎな交流 |
13 |
木 |
交通安全指導 |
14 |
金 |
長房3園交流 安全点検 |
18 |
火 |
ゆり組卒園写真撮影 |
19 |
水 |
太鼓で遊ぼう |
20 |
木 |
お話の会 |
21 |
金 |
絵画指導(SAL氏) 献立会議 |
24 |
月 |
布団乾燥 |
25 |
火 |
相友会交流保育 |
26 |
水 |
歌って遊ぼう |
27 |
木 |
ベビーマッサージ |
28 |
金 |
ヒップホップ |
あゆみの交流週間 1/31〜2/5 実習生1/27〜2/9
今年の年賀状
3歳児以上の子どもたちには園から年賀状を出しています。それは、その子宛てにきた年賀状を受け取る喜びを知って欲しいという願いからいです。さらに、これをきっかけに、年賀状や郵便、文字、絵などの表現活動に興味を持って欲しいという教育的ねらいもあります。園でも1月は郵便屋さんごっこを予定しています。字を書いたり、絵を描いたりしながら、友達との交流がさらに深まることでしょう。そのうち、保育者や皆さんのところにも、手作りのはがきが届くと思いますが、その時は返事を書くことを忘れないでください。生活の中で学ぶ絶好のチャンスです。2歳児以下の子どもたちがいる家族の方は、話しかけたりグルグルとなぐり描きをしたりして、コミュニケーションの楽しさをたっぷり伝えてください。それが言葉や文字の教育につながっていきます。
挨拶
「あけましておめでとう」という声をかけると恥ずかしそうに受けとめて小さな声で返事をする子、元気よく自分から挨拶する子、だまってうつむく子・・・本当に個性がよく表われます。保護者の方からすると、「元気よく挨拶のできる子」になって欲しいと皆さん思うはずですが、そうもいかないのが子どもたちの心境です。しかし、日頃の「おはよう!」の挨拶を思い出してみると、けっこう苦手な子が多い様にも思います。挨拶は『気持ちよさ』を伝えることが一番大事ですから、叱ってあいさつをさせることは逆効果。大人が手本になり見せて伝えることが一番です。そういえば年始に異年齢でお散歩に行った時、子どもの方から知らない人に次々「あけましておめでとうございます」とあいさつをして、楽しかったという話をしてくれました。園では子どもと地域を繋げるため、散歩などに行ったときには地域の方々に積極的にあいさつをするように話していますが、きっとそれも見ているのでしょうね。
11日「ギューッとしてあげる」劇
劇団風の子さんの「あしたあえるかな?」という劇を見ました。主人公の5歳の子ども『たかふみちゃん』を演じる役者のテンポよい言葉や動きに、まるでお笑いを見ているかのようにゲラゲラと笑いころげていた子どもたち。そうかと思えば、お母さんが出産で留守という子どもの寂しい気持ちを感じたお父さんが「ギューッしてあげようか?」というと「いいよ」と断ったたかふみちゃんは、夢の中でおねしょをさせる「ヤニョ〜ン」と出会い、寂しそうにしていることに気付き、抱きついて「こうしてギューッするとさびしくないでしょ」というシーンでは、息を凝らして聞きいっていました。それからヤニョーンを退治する正義の味方?「おひさマン」二人を友達にしてあげました。身近な話題だったため子どもたちもとっても楽しそうでした。きっとこんな劇を見ることによって心が動かされ、自分たちが演じるお楽しみ会の劇にも大きな影響を与えていくのだと思います。
子育て支援☆ペンギン広場で遊ぼう
イベント案内(予約をしてください)
- 19日(水):太鼓で遊ぼう11時〜11時半
- 26日(水):歌ってあそぼう10時
- 27日(木):ベビーマッサージ10時〜11時半
- 28日(金):親子でヒップポップ! 10時〜2歳児以下、10時半〜3歳児以上
個人情報について
ホームページや園だより等に使用する写真ですが、顔がうつることが気になる方は担任まで連絡してください。
一時保育
緊急に保育が必要な方のお子さんをお預かりいたします。登録が必要です。
定員は3人(1歳児以上)
利用料 1時間350円
(給食300円、おやつ100円は別途)
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