年明けに子どもたちの元気な姿が見られてホッとしたのもつかの間、1月中旬頃から八王子市内でも急激にインフルエンザの流行が始まりました。近隣の小中学校では、すでに学級閉鎖の措置がとられているところが多数あります。
園でも今年は例年に比べ早く、大流行となりました。これ以上感染を広げないように職員一同取り組んでいますが、ご家庭でも体調の変化には十分ご注意いただき少しでも気になる事がありましたら登園時にお知らせください。
子どもたち一人ひとりが、毎日健康で楽しく過ごせるよう努めていきたいと思っています。本年も長房西保育園の保健衛生及び感染予防にご理解とご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。
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予防接種をしたのに罹ってしまった。という方もいるのではないでしょうか?無駄になってしまった… とは思わないで下さい。乳幼児にとっての予防接種は罹らないようにすることはもちろんですが、重症化させない為と思ってください。インフルエンザ脳症や脳炎になったお子さんのほとんどが予防接種をしていなかった。という統計もありますので決して無駄にはなっていないはずです。
インフルエンザA型とB型は全く違うウイルスなので、稀ではありますが、同時に感染してしまうこともあります。またA型に罹ってもB型に感染する可能性は十分ありますのでひき続き、手洗い・うがい・バランスの良い食事・十分な睡眠・湿度温度管理に注意していきましょう。
保育から子育てを学ぶ
年長児さんのクラスでは、担任の先生とのお別れ会が開かれました。長らくこのクラスを見守り、育ててくださった大切な先生とのお別れですから、涙、涙だったそうです。
彼らはもうすぐ卒園ですから、自分たちがこの園を旅立たねばなりません。去られる寂しさと不安、そして去りゆくものの寂しさと不安の二つを抱えますので、ご心配になられる方もあるかと思います。しかしながら、こうした不安を大きく包んでくれるのが、旅立ちに際して、子どもたちが抱く「希望」です。
彼らが希望に胸を膨らませるために必要なのは、その先の保証などではなくて、これまで培ってきた喜びややりがいの体験です。このクラスは、一人一人が精いっぱい毎日を生活し、育ってきた。そんな沢山の思い出の軌跡がはっきりわかります。
去り行く担任は、おそらく彼らが自分たちの希望を大きく持てるほどに成長できたと確信していたのではないでしょうか。暴れん坊だったり、甘えん坊だったり。これだけ多くの子どもたちが、どれだけ沢山の抱えきれない感情や思いを先生に投げ込んできたことか。それでも、彼らこそが、そこにもう一人赤ちゃんが担任のお腹の中で大切に育つ環境を、一緒に創り上げてきたのですから。
だから安心して泣いていいし、爽やかにお別れが言えたのではないでしょうか。バトンを引き継いだ先生方と共に、私たちも今年の卒園を心からお祝いできるよう応援しています。
(臨床心理士 青木)
食育 病は外、健康は内
連日寒い日が続いていますが、1月20日の大寒が過ぎると、いよいよ春到来です。冬から春への季節の変わり目が立春ですが、その前日のことを、季節の節を分けるといった意味で「節分」と呼んでいます。
長房西保育園でも、2月の1日に豆をまき、イワシの頭をヒイラギに刺して間口に置き、邪気や災難を払い清めます。この時期は、季節の変わり目で不順な天候が続くため、病気になりやすく「体の中から邪気を追い払う」といった願いも込められています。
豆まきには大豆を用いますが、大豆は「畑の肉」といわれ、タンパク質やビタミンが多く、貧血予防の鉄、食物繊維やカルシウムも含まれています。節分に限らず大豆や大豆製品を毎日食べるなど、普段からの健康な体作りをしていきましょう。
(栄養士 佐藤)
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