新年度も2カ月が過ぎようとしています。子どもたちは新しい環境にも慣れて過ごしやすい気候の中でたくさん体を動かしています。たくさん体を動かすことで、食欲がでたり、しっかり睡眠が取れたりと成長発達にも大きく影響してきます。汚れたり、汗をかいたりして洗濯も大変になることが多くなるかと思いますが健康状態に十分注意しながらたくさん遊べるといいですね。先日は朝のお忙しい時間帯に、尿検査のご協力をいただきありがとうございました。
先日、園歯科医の渡辺先生に歯科健診をしていただきました。全園児の健診が終了しましたので、虫歯の統計結果を報告させていただきますので参考にしてください。
先生より毎年、長房西保育園は虫歯が減っていると褒められました。しっかり歯磨きができているお子さんが多いようです。ゆり組さんの中には6歳臼歯の生えてきているお子さんも例年より多くみられました。一番奥に生えてくる大人の歯です。しっかり仕上げ磨きをしてあげてください。一人でみがけるようになっても仕上げ磨きは必要です。上手に一人で磨けるのは、お風呂に自分だけで入り上手に髪が洗える頃と言われています。
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歯のけがについて
顔をぶつけたら
必ず口の中ものぞいてみましょう。歯と歯肉の間から出血していたり、歯ぐらぐらしている時は急いで受診しましょう。また、口唇や歯肉から出血していなくても食べにくそうにしていたり、噛むと痛がったりするようであれば、受診をおすすめします。
歯が抜けてしまったら
受傷後30分以内なら8割は戻ります。抜けた歯を保存液(牛乳や生理食塩水など)につけておきます。
(抜けた歯を乾燥させないことが重要です)保存液は牛乳や生理食塩水がよいと言われています。本当なら口の中の唾液が抜けてしまった歯の保存には最適なのですが、子どもに抜けた歯を口の中に置いておくことは不可能です。歯の根の部分をできるだけ乾かさないで、短時間でよい状態で持参すると根がつきやすくなります。ご家庭では生理食塩水などは常備されていませんので、牛乳などでかまいませんので密封できる小さな容器に抜けた歯を入れ受診しましょう。外出先で起きた場合は、牛乳がなければ水道水、ティッシュでくるむよりはサランラップなどで密封が良いようです。
保育から子育てを学ぶ
5月から6月にかけて、園庭と、テラスが一体化して、園の生活が開放的に感じられる季節ですね。日陰づくりや、緑の育て方がとてもうまくできていて、日々の子どもたちの世話が中心になる職員と、環境づくりの職員のコラボレーションの力を感じます。
築山は、かつては丸坊主で、子どもたちが土をほじくり返したり、水を流して泥だらけになって遊んでいました。芝が生えてくると、その遊び方も、変化してきます。3歳未満児さんも、年長さんも、それぞれが、居場所があって、友達と語らっている様子は、育ちの環境の宝庫だと思うのです。
もちろん、今も泥んこや水遊びも相変わらず、子どもたちに人気があり、あちこちで見られます。子どもの成長に欠かせない要素がたくさん詰まっている遊びなので、先生たちも一緒になって、毎日一生懸命、遊びに集中してくれています。だからこそ、ただの、泥まみれのハプニング、ということではなく、そこに子どもの育ちが生まれていると、確信します。
泥だらけの洗濯物をお渡しするのは、保護者の皆さんのお手間をおかけして、恐縮なのですが、どうか、園と家庭の協力体制の一環として、ご理解とサポートをよろしくお願いします。暑い夏に向けて、しっかりと、しなやかでたくましい身体を作っていきましょう。
(臨床心理士 青木)
食育 旬の野菜
5月は、筍・スナックえんどう・絹さや・ふき・そら豆・うどなどの「旬」の野菜が多く、子どもたちに実物を見せ「旬」の発見をたくさんしてもらいました。また、時間や準備は大変ですが、皮むきや筋とりといった食材の下準備の活動も、年長さんと年中さんにお願いし、手伝ってもらいました。筍の皮むきは毎年行っているので、必ず子どもたちから「梅チューチューしたい!!」という声を聞くことが出来ます。今年も同じ活動を行ったので、子どもたちから「梅干しを食べたい!!」との要望がありました。自分たちで皮むきをした筍の皮で吸う梅は、すごく美味しかったのだと思います。また、先日はふきの筋とりをしてもらい、次の日に給食に使用しました。子どもたちからは「これ、昨日やったふきでしょ??美味しい。」などと言いながら、たくさん食べてくれました。こういった活動を通して、これからもその季節にしか体験出来ない「旬」を楽しんでもらいたいと思っています。
(栄養士 佐藤)
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