花粉症のお子さん増えています
最近、小さい子どもにも花粉症が増えているようです。外から戻ってきたら、衣服についた花粉を払い落とし、手や顔を洗うことでずいぶん違います。また、症状がひどい場合には、外出前・後の目薬や点鼻薬などによる予防や治療が必要になることもあります。気になる症状がある場合には受診をしてください。日常生活に支障があるほど症状がひどい場合には、マスクなどによる予防を検討してみてください。
点眼薬などの持参については、毎年、問い合わせが多数ありますが、原則としてご家庭での対応をお願いいたします。ただし、中には症状がひどく日常生活が困難(目や顔が腫れてしまうほどのかゆみで日中の活動に参加できない、午睡がとれないなど)となってしまうお子さんには受診した際、保育園での投薬がどうしても必要な場合にはご相談ください。保育園でも、外遊びのあとは、症状のあるお子さんは特に着替えや、顔を洗う声掛けをしています。
※その他、まぶたが腫れる・目やにや涙が出る・目の異物感・充血・鼻づまり・皮膚のかゆみ・のどの痛み・頭が重い・頭痛・体がだるいなど、症状には個人差があります。
<子どもと清潔> 〜毎日を気持ちよく過ごすために〜
体
子どもは新陳代謝が盛んなので、少し動いただけでも汗をかくことがあります。気温に応じて、衣類の調節を心がけてください。大人の服装よりも1枚少なめが目安です。汗をかいたら拭く・着替える等の習慣をつけていきましょう。
皮膚を清潔に保つことで、あせも・おむつかぶれ等の皮膚トラブルを予防できます。健康な時は、毎日入浴・シャワー・洗髪をしましょう。体調が悪くてお風呂に入れないときは、体を拭く・おしりを洗うだけでもサッパリします。
髪の毛
兄弟同士でお風呂に入る・自分で洗うといった習慣のご家庭もあるかと思いますが、歯磨きと同様、子どもの技術だけでは完全ではありませんので、保護者の方が仕上げ洗いをして下さい。また、前髪が長いと、毛先が目に入って結膜炎になってしまったり、前が良く見えなくて転んだり、ぶつかったりと、病気や事故のもとにもなりかねません。眉毛を目安に切るか、結んだり止めたりして視界をよくしてあげて下さい。
保育から子育てを学ぶ
3月に、卒園していった子どもたちが、小学校や中学校の卒業の節目に、元気な姿を見せに保育園を訪れてくれる風景は、とても素敵で、うれしいものですね。保育園に顔を出してくれる子どもたちもさることながら、親御さんたちの子どもの成長を分かち合える職員との再会を懐かしく喜ばれる様子は、なんだかとても心に響くものがあります。
言葉にしなくても、卒園してからの日々を、全て承認し合えるような、そんな気持ちに自然となることができます。成長したお子さんには、当時の面影と、新しい体験を積みながらの姿が重なり合い、子ども一人ひとりの人生の過去と現在と未来の集うところに出会える幸せを、大人たちに感じさせてくれるからなのでしょう。
子どもたちと再会できた職員にとっても、自分の職務人生が重なり合い、いろいろな思いが一時に湧いてくるところでしょう。今を元気に生きる卒園児の存在が、至らない自分の保育に悩みながら生きる私たちを最大限承認し、包んでくれるのだと思います。
これからも、子どもたちは、学校で沢山ほめてもらうことでしょう。頑張って何かを達成する喜びを沢山経験してください。そして、もし、つらいことがあったら、自分がただそこにいるだけで、認めてもらえる価値ある存在だった、保育園での確かな体験を思い出してください。
(臨床心理士 青木)