先月から、近隣の学校や幼稚園では、インフルエンザによる学級閉鎖やクラス閉鎖が相次いでいました。保育園は閉鎖をすることはないので感染症の流行を最小限にとどめるためには保護者の皆様のご協力が必要になります。長房西保育園では落ち着いていたはずのインフルエンザもまた少し発生しています。朝の体調のチェックや、保育中の体調不良時の迅速な対応、早めの受診・治療などが、子どもたちの集団感染の予防につながっています。是非この時期をのりきるため保護者の皆様のご協力を御願いいたします。
子どもでも花粉症になります
最近、小さい子どもにも花粉症が増えているようです。外から戻ってきたら、衣服についた花粉を払い落とし、手や顔を洗うことでずいぶん違います。また、症状がひどい場合には、外出前・後の目薬や点鼻薬などによる予防や治療が必要になることもあります。気になる症状がある場合には受診をしてみてはいかがでしょうか? 日常生活に支障があるほど症状がひどい場合には、マスク等による予防を検討してみてください。
点眼薬などの持参については、毎年、問い合わせが多数ありますが、原則としてご家庭での対応をお願いいたします。ただし、中には症状がひどく日常生活が困難(目や顔が腫れてしまうほどのかゆみで日中の活動に参加できない、午睡がとれないなど)となってしまうお子さんもいますので、その際には担任、看護師までご相談ください。
花粉症のメガネ着用についての御願い
この時期になりアレルギーのあるお子さんにとってはつらい季節になってきました。保育園でも症状のあるお子さんをみかけます。保育園で花粉症用のメガネを使用するにあたり、集団生活ですので、外遊び中など、何かの拍子にメガネが割れてしまったときなど、危険を伴うこともあります。保育園での花粉症用のメガネの着用は花粉症の診断のある場合のみをお願いしています。メガネ着用の必要がある場合は、担任または看護師までご相談ください。
予防接種、済んでいますか?
この一年間で必要な予防接種は済んでいますか?
お仕事をしながら、お子さんの体調の良い時を見つけての接種は大変ですが、出来るだけ早めに接種を済ませておきましょう。ゆり組さんは、麻疹風疹ワクチン2回目の接種は済んでいますか?就学前に必ず必要なワクチンです。もう一度確認しておきましょう。
3月3日は耳の日です
お子さんの耳の観察をこの機会にしてみてはいかがでしょうか?耳垢が詰まっていませんか?聞こえに影響したり中でふやけると細菌が繁殖して外耳炎をおこすことも・・・またこの時期は花粉症などにより鼻水がでやすい季節でもありますね。放っておくと中耳炎にもなりかねません。早めの受診をおすすめします。
保育から子育てを学ぶ
卒園シーズンで、みんなの成長が著しく、それぞれのあゆみを振り返る機会が多くなりますね。自分の育ちを振り返る、という体験は、生涯にわたって自分で自分を前に進めていくための大きな資質になります。自分がどこから来て、そしてこれからどこへ行かんとしているのか。大人になっても自分の中にその道筋が、見えなくなると、心が不安定になるものです。自分探しというのでしょうか。この世の中で、人間だけが、自分とは何かを問い続ける宿命を背負っており、一度つかんだかのように見えても、確たるものは実在しないのでしょう。
自分のできたこと、できなかったことを振り返るときは、反省事項を見つけて、少しでも前に進めてやりたくなりますが、子どもの振り返り体験はまだまだ未熟です。むしろ、お子さんが育ったな、と感じた出来事をお子さんにたくさん教えてあげてください。すごくびっくりしたよ、とか、すごくうれしかったんだよ、とか。自分を振り返った時、思い出の中に、自分の成長を喜んでくれた他者の笑顔の記憶を刻んであげるのです。
こうした記憶の集積は、これから先の人生に、最後は一人で立ち向かわねばならない子どもたちの、最強の応援団となるはずです。どうかご家庭で、心温まるあゆみの振り返りを通して、子どもの心の中にしっかりと子どもの応援団を根付かせてあげてください。
(臨床心理士 青木)
食育 春のおとずれ
一日一日、春が近づいています。時には、冬に逆戻りして寒い日もありますが、草や木や花は確実に春の準備を進めています。食材も春キャベツや新玉葱などこの時期にしか食べられない食材もでてきます。キャベツや玉葱は年中出回っているので旬がわかりづらいと思いますが、普段食べている味や見た目の違いを子どもたちと見つけてみるのもおもしろいかもしれませんね。
春野菜は他にも山菜や苦みのあるふきのとうなどがあります。子ども達は苦手な子が多いですが、ぜひ春の味覚をご家庭で楽しんでみて下さい。
園でも、献立に旬の味をたくさんとりいれていきたいと思いますので楽しみにして下さい。
(栄養士 佐藤)
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