9月後半は、雨ばかりで、なかなか外で遊べませんでしたね。急に涼しくなってきて、夏の間の暑さによって、体に蓄積されていた疲れがでたり、気温の変化によって体調を崩しやすくなる時期です。睡眠時間や食事を十分に摂って、体力や病気に対する抵抗力を維持できるように心がけていきましょう。運動会も近いので、体調管理や怪我には十分注意して元気に運動会が迎えられるといいですね。
10月10日は目の愛護デー 〜 目を大切に 〜
生まれたばかりのときに0.01くらいだった視力は、生後6週頃からぐんぐんと発達し、5〜6歳で1.0以上、その後発達の程度が緩やかになり、8〜10歳くらいで完全に止まります。ですから、乳幼児期に何らかのトラブルで視力がうまく発達しなかった場合には、その後から視力を伸ばすことはとても難しくなってしまいます。日ごろからお子さんの目の状態に注意を向け、気になることがあれば早めに受診をしてください。
3歳児健診は、お子さんの目のトラブルの発見には最も大切なものです。トラブルの発見が早いほど、治療の効果が出やすいと言われています。健診ではなくても普段の生活の中で下記のような事がある場合には、早めに一度、眼科受診をおすすめします。
薄着で丈夫な身体づくりを・・・
少し涼しくなってくると、子どもたちの着替えは急に長袖やニット素材のものが目立ってきます。大人は、肌寒さを感じるとつい厚着をさせがちですが、子どもたちは大人が思っているほど寒がりではありません。子どもは、新陳代謝が盛んなので、平熱も大人より少し高めです。体温調節のための放熱は、体の表面で行われます。大人より体表面積の小さい子どもでは放熱量も少ないので、暑さに弱く、寒さには強いと言えます。
薄着の目安は、「大人より1枚少なめ」がポイントです。室内は温度調整されていますので、子どもが活発に動けば汗をかきます。裏起毛のついたものや、ニット・セーター類よりも、「ノースリーブもしくは半そでの肌着と長袖Tシャツの重ね着」で十分です。
秋から冬にかけて薄着がすすめられている理由
1.皮膚が直接外気に触れて、寒さを経験することで、気温の変化に対する体温調節機能や適応能力が高まる。
2. 寒さに立ち向かうことができる強い身体、風邪のウイルスが体内に入っても負けない抵抗力のある身体が作られる。
3. 運動機能の発達を促す。(モコモコに着ぶくれていたのでは、動きにくいだけでなく、歩行バランスが悪くなったり、転倒した時に手が出ずに怪我をする危険もあります。)
Q.薄着をすると風邪をひく?? 上着等で上手な衣類の調節を・・・・・
風邪の直接の原因はウイルスの感染です。栄養のかたよりや睡眠不足で抵抗力が落ちていると、「体の冷え」も引き金になることがありますが、厚着をしたからといって風邪を予防することはできません。シャツがズボンの外でヒラヒラしていたり、厚着が原因で汗をかいたままになっていることが、体を冷やす原因になってしまいます。
※10月13日(木)は、園医の金井先生による全園児内科健診があります。
保育から子育てを学ぶ
「ココロ」の100号通信おめでとうございます。私は、途中から連載に加わったのだと思いますが、それでも数年来、毎月書き続けてきたのか、と感慨深いです。2010年4月に、おそらく最初に書いたであろう、ごあいさつ文を発掘して、読み返してみました。一部ご紹介します。
「・・・ご家族の方々は、毎日お忙しい時間帯での送り迎えと思いますが、お話のできる年齢のお子さんには、是非一緒に園庭を見渡しながら、「今日はどこで遊んだの?」と楽しそうに(ここがポイント!)尋ねてみて下さい。お子さんそれぞれに、園庭の中にお気に入りの場所があり、その遊びの体験も様々です。お子さんと食卓を囲んで「咲かせる花」を、毎日お持ち帰りいただけます。・・・」
連載7年目の今も、この花はますます豊かになるばかりだと思います。はじめからこの園庭が出来上がっていたのではありません。毎日毎日、子どもたちと時を重ねながら、育ててきた庭です。今も、少しずつ変化しています。ここで育まれた子どもたちの豊かな体験を、今日もぜひ、ご家庭の食卓にお持ち帰りください、そのための親子の会話を楽しんでください。この園のお迎えの様子は、特に、柔らかい親御さんの声が響いて素敵だと思っています。それもまた、この園で育った風土だなと改めて感じます。
(臨床心理士 青木)
食育 お月見団子作り
保育園では、9月15日に4・5歳児と一緒にお月見団子作りをしました。お湯でこねた上新粉を手の上でコロコロ転がして、お月さまに見立てて作りました。時間が経つとすぐに乾燥して、子どもたちにはちょっと難しかったようですが、粘土遊びに似ているので、みんなとても楽しんでいました。出来上がったお団子は色々な形でしたが、とても上手にできて、作ったお団子はおやつの時間においしくいただきました。
十五夜は秋の美しい月を鑑賞しながら秋の収穫に感謝する行事で「中秋の名月」と呼ばれています。
保育園ではこれからお米の収穫があります。収穫したお米は、子どもたちの手で脱穀してもらい、収穫に感謝して、みんなでおいしくいただきたいと思います。
(栄養士 佐藤)
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