まだまだ暑い夏が続きそうですね。子どもたちは元気いっぱいにプールや外遊びをたくさん楽しみました。夏のお出かけをされたご家族も多かったかと思いますが、小さお子さんほど疲れが残りがちです。何となくゴロゴロしてみたり、下痢をしたり、機嫌が悪かったり、食欲が落ちたりと体調の悪さを言葉で上手く伝えられない分、普段とは違うサインで大人に訴えてきます。そんな時は是非お休みの日にゆっくり過ごす時間も計画の一つに加えてみてください。
お医者さんに確認して欲しいこと
・保育園に行っても良いかどうか。
・登園するに当たり、気をつけなければいけないこと。(例:とびひの場合・・・保護の必要性や方法など。 嘔吐・下痢後・・・通常の食事をして良いかどうか。)
・1日3回の薬が処方された場合、朝・お迎え後・寝る前に時間を調整しても問題がないかどうか。
・プールに入っても良いかどうか。(例:中耳炎、風邪薬などを処方された場合など)
・次の受診の有無。
※受診の指示が無くても、薬を飲んでいる間に症状が悪化したり、薬を飲みきっても症状が続いている場合には、もう一度受診をしましょう。
保育から子育てを学ぶ
8月は、台風など、いろいろと通園も大変でしたが、子どもたちは、この夏も本当にぐんぐんと成長してくれました。これまで大人とのやりとりが多かった乳児さんも、仲間ができ、子ども同士の間のやりとりを楽しむ様子が見えて、ほほえましいです。
子ども同士で自分の気持ちや意図と共有してますます楽しくなる、それを体験した後の子どもの伸びは、家庭の想像を超える目覚ましさがあると思います。保育の中では、一対一で世話をする部分から、少し子どもたちの様子を見守り、手助けするように心がけています。この「見守り」というのが、実に難しい。
遊びに夢中になっている最中に、何か自分でうまくいかなくなるとき、子ども同士のやりとりで、ぶつかりそうになったときなど、子どもは必ず、保育者の方を振り返っています。
複数の子どもたちの遊びの中に、半分は気持ちを入れこんで、いつでも、必要な関わりができるよう、注意をスイッチオンにしておかねばならないのは、このほんの一瞬の子どものSOSの目線をキャッチするためなのです。
ただ見張っていて、危ないことを注意するのとは全く違い、子どもたちの遊びの文脈を止めないようにしながら、実にスムーズに対応がなされています。もちろん全てが成功するわけではありませんが、その様子は、本当に美しく、アートな世界だな、と思います。
(臨床心理士 青木)
食育 「ESDと食」
ESDとは・・・
持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)の頭文字を取ったもの。
地球規模の環境破壊や、エネルギーや水などの資源保全が問題化されている現代において、人類が現在の生活レベルを維持しつつ、次世代も含む全ての人々により質の高い生活をもたらすことができる状態での開発を目指すことが重要な課題になっています。
給食室では、日頃からESDに取り組んでいて業者さんや地域の方に協力してもらい出来るだけ地元で安心な物を提供していただいています。地元の物を地元で消費すれば地産地消の活動になり、無駄なエネルギーを使わず地域の活性化にもなります。これからも、旬で安全な食材は給食やおやつに取り入れていきたいと思います。その為には、これからもより業者さんや地域の方と連携を図りESDを推進していかなければならないと思います。
ミミズコンポストもとても大事な活動です。ミミズコンポストは野菜くずや残飯を処理して栄養のある土を作ってくれます。エネルギーを使わずゴミを処理して栄養のある土を作ってくれるので、環境にもとてもよく作物を育てられます。ESDの活動としてこれからも大事な活動です。
ESDという言葉はこれから先、よく耳にする言葉になってくると思うので、現在の生活レベルを維持しつつ、身近でできることから一人ひとり考え、行動してESDを推進していきたいと思います。
(栄養士 佐藤)