暑い夏を元気に乗り切るポイント
1.水分補給
大量に汗をかくと、脱水症状を起こし、熱中症の原因にもなります。こまめな水分補給を心がけましょう。
2.皮膚のケア
こまめに汗をふいたり、シャワーを浴びたりして、皮膚を清潔に保ちましょう。
3.紫外線対策
外出時は帽子をかぶり、日焼け止めを塗るなどの紫外線対策も忘れずに。
4.室温管理
高温・多湿など条件がそろえば、室内でも熱中症は起こります。エアコンをじょうずに使いましょう。ただ、冷やしすぎには要注意。設定温度27〜28℃を目安にしましょう。
○「とびひ」について
原因
虫さされや湿疹、あせもをかきむしったところに、細菌が感染しておこる。
症状
水疱、じくじくしたただれ、膿ほうなどがひろがる。
治療
外用薬、抗生物質の服用
対応
接触感染。感染力が強いため保育園はお休みしていただきます。
予防
からだをいつも清潔にしておく。
爪はいつもきれいに切り、あせも、湿疹、虫さされなどをかきむしらない!
皮膚の異常に早めに気づき、おかしいな?と思ったら、すぐに受診する!
もしとびひになったら・・こまめにシャワーをあびるなど、皮膚を清潔に保つ。
身体は石鹸をよく泡立てて、やさしく手で洗う(かさぶたや、水疱のところも石鹸で洗ってかまいません)入浴は、短時間で一番最後に入る。タオルの共用はさけ、使用後のタオルや衣類は家族と別にし、熱湯や日光で消毒する。
○「水いぼ」について
原因
伝染性軟属種ウイルス
接触感染、ビート板共用などによる間接感染
症状
粟粒大のいぼが胸・腹・脇などにでき、身体中に広がる。
対応
水あそびはOKです。但し、いぼの部位によってはTシャツ等の着用で対応させてもらいます。
ご心配なことがありましたら、担任、看護師までご相談ください。
保育から子育てを磨く
雨降りの合間にも、子どもたちはしっかりと外遊びを楽しんでいます。楽しくなってくると、なかなか部屋に戻りがたい気持ちがわくのも、仕方ありません。お片づけや、切り替えの合図があると、とたんにがっかりして、機嫌を損ねる子どももいます。
そんな中、今日の4歳児さんたちは、素敵でした。何やらみんなが、ぐらぐらの板きれに寄り添って乗り合い、びゅんびゅんとその上ではねています。だんだん子どもたちが集まってきており、何かのお楽しみがあるときの様相でした。そのうちお楽しみを待つ歌声になり、合唱になって、いろいろいろ鬼〜(色鬼)が始まりました。鬼は、先生です。先生は、子どもたちを一人一人、汗をかきかき捕まえていきます。鬼がターゲットにする色の名前を言うたびに歓声が上がります。
なぜか子どもたちの捕まえてほしい気持ちが見てとれて、とてもほほえましいのです。確かに大事にタッチされてた子どもは、実に満足そうな様子で、テラスの近くに張られたタープの木陰に楽しく集い、色鬼の行方を見守っています。全員捕まってしまったのに、なんて穏やかな笑顔でしょう。一度も号令をかけずに、また一人もいやがることなく、靴を脱いでいました。誰もまねできない、先生と子どもの生き生きしたハーモニーが響いていました。
先生は、長房西保育園で、保育者人生をスタートさせた方だったと思います。子どもも、保育者も共に育つ風土のあるこの園が、私は大好きなのです。
(臨床心理士 青木)
食育−親子クッキング−
トマトについて
夏野菜と言えば、胡瓜・トマト・茄子・ピーマンなどがあります。園庭では、子ども達が育てて、収穫し食べるのをたのしみにしていました。今回は、その中でも栄養がたっぷりで、生で食べても、加熱調理をしても美味しく食べられるトマトについて話します。トマトの栄養素には、多い順に、リコピン・β―カロテン・ビタミンC・E・B6・カリウム・ルチンなどのたくさんの栄養素があります。血液を健康にし動脈硬化、がん、老化防止に役立つといわれています。他にも、血圧を下げてくれて、脂肪の代謝も助けてくれます。
特にリコピンとビタミンCは、夏の日焼けでダメージをうけた肌のシミ防止や疲労回復にも効果があります。また、リコピンは、加熱をすると油に溶けやすい性質なので、生で食べるよりも加熱したほうが体内での吸収率が3〜4倍もアップします。トマトは、肉・魚・豆・卵などの食材と相性がよいので、ぜひご家庭でスープ・シチュー・煮込み料理などにして味わってみて下さい。
(栄養士 石井)