梅雨の季節ももう間近です。梅雨時は湿度、温度ともに高く、体調を崩しやすい時期でもあります。ご家庭での体調管理をお願いいたします。
今月はぎょう虫検査、尿検査とご自宅で実施していただく検査が続き、朝の忙しい時間でしたが、ご協力ありがとうございました。
歯科健診もありました。5歳児クラスは6歳臼歯(奥歯の永久歯)の出てきているお子さんもいました。
虫歯のある方は悪化しないうちに治療しておきましょう。 今回は歯の健康について触れてみたいと思います。
<歯みがきを嫌がる時、どうしたらいいの?>
美味しく食事を食べるには、自分の健康な歯が欠かせません。そのためには、幼い時から正しい歯みがき習慣を付けることが大切です。ご家族が歯みがきをしている姿をお子さんに見せてあげてはどうでしょうか?
- 敏感な口の中を人に触られるのが嫌で歯みがきが嫌いなお子さんもいます。赤ちゃんの頃から、指でソフ
トに歯茎にふれてマッサージをするのもよい方法です。
1日1回は、お子さんの口の中を見てあげましょう。
- 仕上げみがき用の歯ブラシが市販されています。自分でみがくブラシより小さめで痛くないように設計さ
れています。乳歯は、噛み合わせのみぞが深く虫歯になりやすいので重点的にきれいにしましょう。上の
前歯の表面も唾液が触れにくく、一番に虫歯になりやすいところです。
- 歯医者さんで相談するとフッ素を塗ったり予防的にみぞをカバーしてもらえます。虫歯になる前にかかりつけの歯医者さんを見つけて定期的に見てもらうのもよい方法です。
≪食べ方の工夫で虫歯予防を!!≫
- 唾液の分泌を促すために、食べる時間を決めてだらだら食べをしないようにする。
- 食後は、お茶を飲み口腔内をきれいにする。できればぶくぶくうがいで食べ残しを落とす。
<歯のケガ>転んだ時に、顔をぶつけてしまうケガがとても増えています。いざという時にあわてないように覚えておきましょう。
☆顔をぶつけたら・・・口の中も見てみましょう。
歯と歯肉の間から、出血していたり、歯がぐらぐらしているときは急いで歯科受診しましょう。
また、口唇や歯肉から出血していなくても、食べにくそうにしていたり、噛むと痛がったりするようであれば、受診しましょう。
☆歯が抜けてしまったら・・・受傷後30分以内なら8割はもとの状態に戻ります。
抜けた歯を保存液につけて置きます。(抜けた歯を乾燥させないことが重要です。)
保存液→牛乳にひたして持っていきましょう。水道水でもよいのですが、ですが、塩素が入っているので牛乳の方が良いです。
処置までの時間がその後の経過に影響しますので、歯科医に連絡してすぐに受診しましょう。
歯科健診結果・・・・虫歯のある人
0・1・2歳児・・0名 3歳児・・3名 4歳児・・4名 5歳児・・10名
保育から子育てを磨く
少し大きなクラスのある日の給食です。サンドイッチがたっぷり盛られていました。これにおかずやフルーツもあるのですから、今日の食事はランチ・パーティさながらのメニューで賑わっています。
「今日は、おかわりが沢山いるね」「何しろ、人気のメニューだからね」こう話していたのは、普段元気の良い男の子たちでした。私がそれを興味深げに聴いていると、おいしさをいろいろ説明してくれました。
食事の献立を囲んで、クラスのみんなが喜ぶ顔や、おかわりの動向などを見越した話題が自然に弾むとは、なんと素敵なひとときでしょう!こちらの方が、嬉しくなってしまいました。
この一瞬、子どもたちが、この園で精神的に豊かな生活をしているのだと、強く感じます。きっと、この日だけが特別なのではなくて、毎日給食を作って下さる方々が、小粋な遊び心と、もてなしの工夫を届けてくれているからに違いありません。各クラスの担任は、その思いを大切に受け取りながら、子どもたちが、感謝の気持ちを育める食体験となるよう、苦心しています。もちろん、小さなトラブルや失敗はつきものですが、子どもたちと一緒にテーブルを囲み、「いただきます」を笑顔で分かち合えたら、それが何よりの良き体験です。
これがしっかりした身体と、kokoroを作る源です。ご家庭と共に毎日楽しい食事を重ねて参りましょう。
(臨床心理士 青木)
食育−親子クッキング−
5月24日に4・5歳児クラスで親子クッキングを行いました。
この日にむけて子ども達が、お父さんお母さんと、どんな料理を作りたいか話し合いをして、各自で担当も決めていました。5歳児クラスが旬の新じゃが芋と新玉ねぎを使用したカレーライスと、「みんなでお肉をこねたい!」とリクエストがあったのでトッピングにハンバーグを作りました。4歳児クラスは、旬のキャベツを使用した春野菜サラダを作りました。事前に包丁やピーラーの使い方を教えていたので、当日は「包丁使えるよ。」「ピーラーで人参の皮むけるよ。」と自分が出来ることを嬉しそうに話している姿を見ることができました。
今年は、2種類のカレーを作ったので、みんなで味比べをして「こっちのほうが美味しい。」「このカレーの方が甘い」と子ども達と一緒に楽しんでいました。ご家庭でも、何か料理を味比べすると楽しいかもしれないですね。
(栄養士 石井)
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