先月の大雪がウソのように、日中の日差しがだいぶ暖かく感じるようになりました。
全国的にインフルエンザの流行がありましたが、保育園では、大きな流行もなく新年度を迎えられそうです。
子どもたちは4月からの入学・進級に向けて期待を膨らませていることと思います。残りの日々も病気やけがに気をつけて元気に過ごして新年度を迎えましょう。
1年間保護者の皆様には、保健活動にご協力いただき、ありがとうございました。
麻しん・風しん混合ワクチン(MR)の接種は済んでいますか?
春から初夏が流行の最盛期となります。まだ接種が済んでいないお子さんは早めに受けておきましょう。
第一期:生後12か月〜24か月(2歳のお誕生日まで)
第二期:小学校就学前の一年間
この期間は公費での接種が可能です。
母子手帳などを確認し、受けてない場合は早めの接種をお勧めします。
花粉症に注意!!こんな症状ありませんか
花粉症の季節がやって来ています。
花粉は良く晴れた日(前日雨が降った時)や風が強く空気が乾燥している時、気温が高い日などによく飛びます。
最近は、乳児でも花粉症を発症することがわかってきています。
今まで症状が出なくても突然始まることもあります。
目のかゆみやさらさらした鼻水が止まらないなど症状が続く場合には、要注意です。
また花粉はほかのアレルギー症状を引き起こすこともありますので、ひどい場合には早目に受診してみましょう。
外から帰った後には、花粉の付いたままにしないような工夫をしましょう。
※抗アレルギー剤を症状の出る季節の前から服用すると、花粉の季節になっても軽く済みます。症状がひどい場合は、医師に相談してみてください。
進級・就学を控えて気持ちが不安定になる
時期です
新年度を控え、多くの子どもたちが、「1つ大きくなる」という喜びでいっぱいな時期です。ただ、なかには、大人の期待を過剰に受け止めて、気持ちが不安定になる子どももいます。
今までなかったのに、急に次のようなようすが見られたら、何かストレスを感じていることがないかどうか、注意してみてください。
- 指しゃぶり・つめかみ
- どもり
-
チック
目をパチパチさせる
せきばらいをする
肩をぴくっと動かす
……など
保育から子育てを磨く
卒園式も終わり、新年度も間近ですね。一年を通してみると、保育園には様々な人が訪れます。
子どもたちが、小さな出会いとお別れを経験する機会は、案外と多いのです。言葉でお別れの気持ちをうまく表現できない年齢ですが、子どもは、「何かが終わりになること」をちゃんとわかっていて、そして「何かの終わりを経験すること」を彼らなりに、自分の成長の糧にしていきます。
その最中は、お別れを拒んだり、いらいらしたり、考えないようにしているときもあります。それでも、子どもの様子を丁寧にみていくと、子どもなりのお別れの作業をしていることがわかります。
例えば、自分がそのクラスで大好きだった遊びを一通り繰り返すことは、よく見られます。あるいは、自分の大好きな友達や先生との別れが近づくとき、ふっと、かつて別れた大事な人のこと話し始める、ということがあります。
「○○ちゃん、今、どうしているのかな?」一年間一度も口にしたことのなかった、ずっと前に別れた人の名前が心に浮かんでくるのはなぜでしょう?一つ考えられるのは、子どもが今直面している「別れの予感と不安」に対して、自分の経験から自分なりに立ち向かっているのだということです。どんな小さな子どもにも、つらい体験や悲しい出来事を乗り越えた心の糧があり、それが将来の困難に立ち向かう心の貯金になります。
こんな風に、子どもたちは、しっかりと一年の育ちを蓄え、別れの寂しさを、大きくなる喜びと希望に変えていきます。毎年その若い芽の勢いと健やかさに導かれて、私たちもあわただしくも、希望に満ちた4月を迎えることができると感じています。一年間ありがとうございました。
(臨床心理士 青木)
食育−春のおとずれ−
一日一日、春が近づいています。時には、冬に逆戻りして気温の下がる日もありますが、草や木や花は確実に春の準備を進めています。食材も春キャベツや新玉葱など旬の時期にしか食べられない食材もでてきます。
キャベツや玉葱は年中出回っているので旬がわかりづらいと思いますが、普段食べている味や見た目の違いを子どもたちと見つけてみるのもおもしろいかもしれませんね。
春野菜は他にも山菜や苦みのあるふきのとうなどがあります。子ども達は苦手な子が多いですが、ぜひ春の味覚をご家庭で楽しんでみて下さい。
園でも、献立に旬の味をたくさんとりいれていきたいと思いますので楽しみにして下さい。
(栄養士 石井)
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