頭ジラミについて
感染するとどうなるの?
頭ジラミの成虫は2〜4mmくらいの大きさで、人間の頭皮に寄生し頭皮から血を吸って、毛根近くに卵を産みます。1つの卵から1か月で約200匹ものペースで繁殖するため、早く見つけて駆除することがたいせつです。シラミは毛から毛、物から毛へとわたって移動し、感染していきます。通常、血を吸われると非常にかゆいので気づくのですが、かゆみの程度には個人差があり、気づかないうちにうつされていることもあります。
頭ジラミチェック法
成虫は非常に動きが速く、見つけるのは難しいので、卵を探します。後頭部や耳の後ろあたりにあることが多いので、髪をかき分けて丹念に見てみましょう。白くて一見フケと区別がつきにくいのですが、シラミの卵は、細長い楕円形をしていること、指を滑らせて取ろうとしてもなかなか取れないこと、つめでつぶすとプチっと音がすること、などが特徴です。
家庭での対処法〜頭ジラミ〜
@毎日シャンプーを
大人が髪の根元までしっかりシャンプーしましょう。もし感染したら、「スミスリンシャンプー」で洗います。
A布団などの寝具類は毎日干して
天候や住宅事情で干せないときは、広げたまま風を通します。シラミは、40℃を越えると弱り、55℃で死滅するので、布団乾燥機を使うのもよいでしょう。天日干しおよび乾燥のあとは、寝具に潜り込んでいた成虫の死がいが表面に出てくるので、寝具の表面を掃除機で吸い取ります。
B衣類や室内を清潔に
パジャマなどの衣類も、毎日取り替えましょう。また、掃除機をこまめにかけ、カーペットや布のソファーは、シラミが潜り込みやすいので、なるべく取り除きましょう。
C卵がないかチェックしよう
シラミの卵は、薄暗い所や電灯の光などではよく見えません。日光の下でよく点検しましょう。
保育から子育てを磨く
幼稚園と保育園。いろいろと違いはありますが、「幼稚園は教育するところ」で、「保育園は子守りをするところ」と極端な誤解をする人が、今でも時々いて、はてな?と思うことがあります。子守りをしてもらっても、子どもの育ちには、意味がないというニュアンスが込められていることがあるので、こういう話は、注意して聞くことにしています。
第一、子守りは親の代わりですから、これでは、親が子どもの世話をしても、子どもは育たないという、本末転倒な話になってしまいます。
多くの幼稚園や保育園を訪問してきましたが、私は(ずいぶん昔ですが!?)自分の子どもを保育園に預けることを選びました。仕事のこともあるけれど、それ以上に、私が保育園が素敵だと思った最大の理由は、子どもを抱っこするのが、当たり前だと思ってくれる場だったことです。おんぶに抱っこは、まさに「子守り」の象徴的な場面ですが、そこに、子どもが育つ一番大事なものがあるのだと直感しました。多くの子どもに抱っこを求められる先生は、子どもの気持ちをキャッチすることが本当に上手です。ただ自動的に子どもを抱き上げているのではないのです。子どもの気持ちがわかるから、体が自然に動いているのです。わが子と自分の一対一のときでさえ、心を使うことがしんどくなる時があるのに、保育者は、自分の体を惜しみなく複数の子どもに差だし、抱えてくれます。当たり前のこととして、子どもに手を差し伸べてくれるのです。
毎日、先生に抱えてもらいながら、子どもの中に他者を信じる心が育ち、安心して人に甘え、先生の言葉に、本当に素直に耳を傾けてくれるようになります。叱られる時も、絆があってこその関わりです。長房西保育園の先生方の抱っこは、子どもの心を、確かに「守り」、「育て」ていると、思います。
(臨床心理士 青木)
食育−お月見団子作り−
保育園では、9月19日の十五夜の日に年中・年長さんと一緒にお月見団子作りをしました。お湯でこねた上新粉を手の上でコロコロ転がして、お月さまに見立てて作りました。時間が経つとすぐに乾燥して、子ども達にはちょっと難しかったようですが、粘土遊びに似ているので、みんなとても楽しんでいました。出来上がったお団子は色々な形でしたが、とても上手にできて、作ったお団子はおやつの時間においしくいただきました。
十五夜は秋の美しい月を鑑賞しながら秋の収穫に感謝する行事で「中秋の名月」と呼ばれています。今年は、天候も良く大きな満月がとてもきれいに見れましたね。
保育園ではこれからお米の収穫があります。収穫したお米は、子ども達の手で脱穀してもらい、収穫に感謝して、みんなでおいしくいただきたいと思います。
(栄養士 佐藤)