ご入園、ご進級おめでとうございます。
暖かい日もあれば、急に寒くなる日もあり、春だというのに落ち着かない毎日ですが、子どもたちは新しくスタートしたクラスで、まだ少し不安な表情の子、元気いっぱいに走り回っている子、様々な表情を見かけます。
ただいろいろな表情の反面、一番心も身体も疲れる時期でもあり、免疫力の低下により感染症等にかかりやすくなっています。今月は発熱・溶連菌感染症・嘔吐・下痢のお子さんが出ています。
いつもと様子が違う時は、無理をせずゆっくり過ごすことを心がけてみてください。
可能な限り早めに受診できると長引かせず、早くもとの生活に戻ることができます。ご家庭でのご協力をお願いします。
保護者の皆様が安心してお子さまを預けられますよう、また子どもたちが健康な毎日が送れますよう、感染予防、衛生管理等に努めていきたいと思います。
ご質問、ご相談等がありましたら看護師まで…
気になるときは・・・伝えてください
お子さんのようすで少しでも気になることがある場合は、登園時、必ず保育者に伝えてください。次のような観点で、具体的に伝えていただけると、園での対応の参考になります。直接担任がお会いできない場合は、対応した職員にお子さんの様子を具体的に教えていただけると助かります。
いつもの状態がどうで、それと今はどう違うか/お子さんが言ったことば/朝の家庭でのようすなど
○時に検温したら○℃だった/少し強くしかってしまったなど
□当日の連絡先
何か変化があったとき、すぐに連絡がつくようにしてください。ご登録の緊急連絡先と違う場合は、必ず教えてください。
生活リズムを整えましょう
新年度、環境の変化などにより体調を崩しやすい時期です。元気に過ごすためにも、規則正しい生活リズムを心がけましょう。新しい生活に慣れるまで、休日はできるだけ無理をせず、体調を整えましょう。
○早寝早起きを心がけましょう
夜は9時ごろまでには寝るようにし、朝は7時に起きるようにがんばりましょう。十分な睡眠は「日中の疲れをとる」「体の成長を促す」「病気を治す力が増す」ことにつながります。
○朝ごはんをきちんと食べましょう
朝食を食べることで、体が目覚め、その日の体のリズムが始まります。よくかんで、しっかり食べましょう。
○朝、家で排便をしてきましょう
朝ごはんを食べると、腸の働きが活発になり、便が出やすくなります。朝はどうしてもあわただしくなりがちですが、十分なトイレタイムをとれるよう、家族全員で朝の生活を見直しましょう。
保育から子育てを磨く―新年度の始まりは―
新年度の始まりは、子どもたちの誰もが経験する、期待と不安と、興奮が入り混じったちょっとした混乱期ですね。長房西保育園は、比較的短い期間で、子どもたちの生活のリズムも整い始め、楽しさと元気さが、園庭や園舎のすみずみまであふれています。
私は、仕事で沢山の保育園の4月を見ているのですが、ここは、園庭で、のびのび、生き生き、遊ぶ子どもたちが、実に魅力的な園だと思います。
どうしてかな?と、園庭の自由遊びの時間に、私も入って、少し考えてみると、大人の楽しげな子どもとのやりとりの声は大きく響きますが、子どもの遊びや動きを止めてしまう声掛けは、ずいぶんと少ないということに気が付きました。先生たちは、とにかく、子どもたちに自然な口調で話しかけ、体を使ってよくかかわっていますが、口うるさくはないのです。
それが、子どもに伝播して、のんびり自分の表現したいことをやり始めるし、その様子を見た大人たちにも、楽しさのストロークが戻ってきて、さらにゆったりした気持ちで、適切な応答性が増しています。天気の良い日の園庭で、お子さんたちは、本当に幸せそうにしています。先生方からもお話があると思いますが、どうぞお気軽に、大切なお子さんの一日の様子を尋ねてください。きっと、そのひと時が伝わってきて、安心できると思います。
私も、今年もまた長房西保育園のみなさんとの出会いを楽しみに、月一のコラムを担当してまいります。どうぞよろしくお願いします。
(臨床心理士 青木)
食育−食材の大きさについて−
保育園の給食は、旬の食材を使用し食材の味を子ども達に楽しんでもらえるように薄味で作っています。また、食材を大きく切り、子ども達に噛む力をつけられるよう食事提供をしています。なぜ、子どもたちに大きく切った食材を提供しているかというと、噛むことは、子ども達の成長・発達に必要な栄養を効率よく吸収する、とても大切な役割があり脳の発達にも役立つと言われているからです。現代の食事は、口あたりが良くやわらかい食べ物が多いので、咬まない食事ばかりしていると顎の成長と歯並びに影響してきます。そこでしっかりとした顎を作るために、保育園では食材を大きく切ることで、自然に子どもの噛む回数が増えるように工夫しています。ご家庭でも食事内容を見直し、顎の成長を促すような工夫をしてみて下さい。
(栄養士 石井)
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