まだまだ寒い日が続きますが、子どもたちは元気に登園しています。
子どもたちもこの一年間で心も体もまた一回り成長し、次のクラスへの準備に入っています。
現在園では2月4日以降、インフルエンザA型の発生はなく、B型も現在のところ発生していません。
しかし低温・乾燥の時期は感染症の起きやすい時期です。引き続きうがい・手洗い等、予防の継続をお願いいたします。
予防接種、済んでいますか?
この一年間で必要な予防接種は済んでいますか?
お仕事をしながら、お子さんの体調の良い時を見つけての接種は大変ですが、出来るだけ早めに接種を済ませておきましょう。
ゆり組さんは、麻しん風しんワクチン2回目の接種は済んでいますか?就学前に必ず必要なワクチンです。もう一度確認しましょう。
3月3日耳の日です
中耳炎に注意しましょう。子どもの中耳炎は冬に多くほとんど風邪によるものです。子どもの耳は発達途中の為、咳により鼻や喉にいる細菌、ウイルスを耳の方まで運んでしまう為中耳炎をおこしやすく、再発しやすいのです。おかしいな?と思ったら早めに耳鼻科を受診しましょう。
今、都内で『風疹(ふうしん)』が流行しています。風疹の予防には予防接種が 一番の対策です。
決められた時期に予防接種をしっかりと受けておきましょう。
風疹(三日ばしか)とは…
潜伏期間
14日〜21日
感染経路
飛沫感染です。発疹の出る数日間から、出た後の5日間くらいまでは感染します。
登園基準
発疹が消えるまで出席停止です。
主な症状
初期は、はしかに似たピンク色の発疹が顔、首、おなかに出はじめ、耳の後ろや首のリンパ腺がはれます。発疹は全身に広がり目が充血したり、のどが赤くなり、せきが出たりします。3日目くらいがピークで、発疹が消えはじめます。「三日ばしか」とも呼ばれます。
風疹の子どもを、妊娠している人に近づけないようにしましょう。女性が妊娠初期に感染すると、生まれてくる赤ちゃんの目や耳や心臓に、まれに障害が出ることがあります。(先天性風疹症候群)
もしかかってしまったら…
〇かゆみを伴うこともあるのでかきむしらないよう爪を短く切っておきましょう。
〇熱がなく、元気な場合でも、発疹が消えるまで戸外に出ないようにしましょう。
保育から子育てを磨く
ちょっと落ち着きがない、ちょっと乱暴。そしてちょっと意地悪。「ちょっと」は、たわいもないことですが、連続したり、度を越えてくると、友達とぶつかったり、叱られることが増えたりして、子ども自身にそれがつらく跳ね返ってきます。 さらに何度か重なると、今度は、普段なら自分の中でちゃんと抱えられていた、とるにたらないようなことも、我慢できなくなってしまいます。ちょっとした嫌な気持ちが、それまで味わってきたいろいろな嫌な気持ちを呼び起こして、増幅するからです。
こういう時に、叱って我慢させることは、あまり良い方法ではありません。どうしてかというと、嫌な気持ちになったときに、最後に叱られてしまったもっと嫌なみじめな記憶が追いかけてくるからです。 気持ちが少し荒れているな、と感じる子どもには、できるだけ子どもを大事に思う大人が寄り添います。保育園の中で、完璧にそうできるわけではありません。でも、意識して、大切にかかわっています。時に、意地悪な気持ちに飲み込まれた子どもの遊びの世界は、一緒に入り込むとつらくなります。子どもも、自分を理解してくれる大人だとわかっていて、失いたくない気持ちが強いから、命令したり、わざと挑発したり、攻撃するのでしょう。
そんな中で、そろそろ一年が終わるころ、おもちゃの銃や剣で大人を攻撃していた子が銃口を向けながらも、ふと、それをおさめました。「大事な先生だからね、打ったりしないよ、ふふふ」何度も理不尽に打ちぬかれながら、その子のやるせない何かを受け止め続けてきた大人が、子どもによって救われ、生かされた瞬間でした。一年間、全ての園児に毎日書き留められる心の成長は、こんな、一見たわいもない、ごく身近な記述の一文に、しっかりと刻まれています。
(臨床心理士 青木)
食育−食事調査アンケート−
あゆみの交流では、お忙しい中参加して頂きありがとうございました。「おいしい給食ありがとうございます。」「旬の食材を取り入れているんですね。」と言った言葉や、日頃から行っている調理保育にも関心を持って頂いていることが分かり嬉しく思いました。また、昨年行いました、食事調査のアンケート結果報告もさせていただきました。今、全国的に「早寝・早起き・朝ごはん」というスローガンを掲げ子どもの生活リズム、生活習慣を見直す運動が行われています。朝ごはんは、脳を活発に働かせる・睡眠によって下がっている体温を上げる・朝の排便の習慣をつける・大切な栄養源と子どもにとっては、とても大事な食事の一つです。そこで、朝ごはんについてのアンケートを行わせていただきましたが、子どもが9割・大人が7割と食事をしている家庭が、多いことが分かり嬉しく思いました。また、大人と食事をしている家庭も8割近くありました。内容としては、パン類を食べている家庭が多く、ごはん類を食べている家庭が少ないことに、びっくりしました。忙しい朝、食事の準備をするのは大変だと思いますが、保育園では、補いきれない栄養源なので、これからも朝ごはんを大切にして下さい。その他のアンケート結果は給食室前に貼りだしてありますので声をかけて下さい。
(栄養士 石井)
子ども目線−しつけと自立−
「先生、おしっこ行ってもいいですか?」 排泄は個人の自由で、人から許可をもらって行くものではありません。しかし、集団で生活をしていると、タイミングというものが発生しますし、だまって集団から離れる事も許可が必要になります。そのためには事前に予測して行動しておくことが求められたり、トイレに行きたいという表現力が必要になります。それは年齢によっても課題が異なりますが、本当の自立を考えた時には、やはり相手とコミュニケーションをとる力が必要になります。そうやって子どもにとってその都度必要な力を考えていくと、子どもへの対応が、同じものになり、もっと子どもに理解しやすい方法で伝えられるようになります。そのことによって子どもも自分から考えて行動する機会を得ることができます。
ここで、あゆみの交流などを通して私達が一年間を振り返るときのポイントは、子どもが出来るようになったではなく、子どもに対してはどのようなスタンスで向き合ってきたかということになります。そこから見える子どもの自立に向かうエネルギーに私達はいつも感動を覚えます。
(園長 島本)
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