八王子市立長房西保育園

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八王子市立長房西保育園

〒193-0824
東京都八王子市長房町
588都営西8号棟
TEL:042-664-2583
FAX:042-665-1711


指定管理者
社会福祉法人 相友会
理事長 村松一恵

姉妹園
浅川保育園  諏訪保育園


ボランティアしませんか
地域支援の一環として、ボランティアの受け入れをしています。詳しくは園までお尋ねください。

心と身体(保健衛生)
kokoro 11月号
平成24年 11月29日                       八王市立長房西保育園/看護師 河内友紀江

だんだんと朝夕の冷え込みが厳しくなってきましたね。水痘(水ぼうそう)や流行性耳下腺炎(おたふく)の流行は落ち着いてきましたが、今度は嘔吐や下痢の症状が目立ってきました。八王子市内でも、感染性胃腸炎が急増しているようですが、近隣の施設からもノロウイルスが流行しているという情報が入ってきました。“感染性”という病名からもわかるように、子どもにも大人にもうつります。医師によっては、「ウイルス性」という表現や「お腹の風邪」と言われることもあるかもしれませんが、嘔吐物や便と一緒にウイルスが排泄されることによって他の人が感染するということは変わりませんので、ご家族全員で感染予防には十分ご注意ください。

ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)って何??

ロタウイルスやノロウイルス、アデノウイルスなどによる、うつる病気です。突然吐き始め、続いて水のような下痢(クリーム色やレモン色〜白色)になります。熱が出ることもあります。発熱や嘔吐は1〜2日でおさまり、下痢も1週間くらいで良くなることがほとんどです。病院受診と、家庭での水分補給が大切です。吐き続けたり、下痢が続くと脱水になってしまうので、症状によっては点滴や入院が必要になることもあります。一度受診をしても症状が続く場合や、元気がなく顔色が悪いとき、唇が乾いておしっこの回数や出る量が少ないときは必ず再度受診をしてください。家庭で飲んだ水分の量や、嘔吐や下痢の回数などをメモしておくと受診のときに役立ちますよ。

嘔吐下痢のときの食べ物・飲み物
水分と塩分の補給を十分補いましょう。水分を多く取るから水便になるのではありません。嘔吐や下痢で失われた水分と塩分を補う必要があります。スポーツ飲料やジュース類、炭酸飲料では水分補給にはなりません。お水を一口からはじめ、吐き気がなければ子ども用のイオン飲料やみそ汁、スープなどを飲んでみましょう。

<母乳・ミルク>
吐き気がおさまって飲めるようになれば、そのまま続けても良いでしょう。 自己判断でミルクを薄める必要はありませんので、飲めるようならしっかり飲ませましょう。

<離乳食>
吐き気がおさまって食べられるようになれば、普段どおりの離乳食を続けて、下痢で失われた栄養を補います。うどん、お粥、スープ、豆腐、白身魚、鶏のささ身、煮野菜、バナナ、りんごなどがオススメです。
炭酸飲料やジュース、ゼラチンでできたデザートなど、糖分を多く含む飲み物や食品は下痢を悪化させることがあるので控えめに。

<幼児食>
吐き気がおさまって食べられるようになれば、栄養とカロリーを補うために食事をはじめてみましょう。炭水化物(ご飯、うどん、パン、じゃがいもなど)、豆腐、白身魚、鶏肉など脂身の少ない肉、野菜、果物、ヨーグルトなどを含む食事がオススメです。糖分の多い炭酸飲料やジュースなどは避けましょう。

お知らせ

私事で申し訳ありませんが、11月23日より、産休をいただくことになりました。今後は、後任の松下美佐子看護師に引き継ぎます。園内の保健衛生に関する事項は、従来どおり変更はありませんので、引き続きご協力をお願いいたします。

保育から子育てを磨く

忙しい朝、子どもとのやりとりがうまくいかずに、親子共々不機嫌な様子で登園せねばならないときもありますね。親子分離した後、子どもの方は、一日の気持ちよいスタートを切ることが難しくなります。そんな時、保育者はできるだけ、個別の対応をするよう配慮します。たいていは、ほどなく気持ちを持ち直して、仲間と合流することができますが、少し気になることもあります。以前より、気持ちを切り替える時間が長くかかるようになっていたり、同じクラスで大人にくっついて慰めてもらうことを求める子どもが一度に出てくるような場合です。
年齢に相応しくみんなで楽しい保育が成立するためには、子どもにもそれなりの心のエネルギーが必要です。こんなちょっとしたことなのに、どうして機嫌が悪くなるのかな?というような場面で、崩れてしまうのは心のエネルギー不足が一因です。こういうときには崩れたことを叱っても、よけいに傷ついてしまいます。
心のエネルギーが消耗するのは、大きな事故や恐怖に出会ってしまった時以外に、ちょっと叱りすぎた、ちょっと慰めがたりなかった、というように、小さなことが積もり積もって…という場合が圧倒的に多いのです。以前は大丈夫だったことが、今頃になって我慢できなくなった、という逆転現象が起こったり泣いてまとわりつくなどは、特に気をつけて関わってほしいサインだと思います。
回復するためには、これまできた親子関係の道筋をたどり直すようなつもりで過ごします。子どもに対して、いつもより、ちょっと優しく、ちょっと怒りをぶつけることをこらえる。あるいは、ちょっと気にかけること。大人が子どもの方に投げ込んでいた「ちょっと」を回収していくということなのです。失敗も多いのですが、私たちも「ちょっと」を大切に、今年を締めくくりたいと思っています。

(臨床心理士 青木)

食育−ESDと食−

給食室では、日頃からESDに取り組んでいて、業者さんや地域の方にも協力してもらい出来るだけ地元で安全な物を提供していただいていますが、東日本大震災以降は、保育園でも安全な産地の物を使用するようになり、地元の物を使う機会が以前より減ってます。旬で安全な食材を給食やおやつに取り入れていくため、これからもより業者さんや地域の方と連携を図りESDを推進していかなければならないと思っています。地元の物を地元で消費すれば地産地消の活動になり、輸送のための無駄なエネルギーを使わず地域の活性化にもなります。
ミミズのコンポストもESDにとってとても大事な活動です。野菜くずや残飯をエネルギー無しでミミズが処理して栄養のある土を作ってくれるので、環境にもとてもやさしく、作物も安心して育てられます。現在の生活レベルを維持しつつ、身近でできることから一人ひとり考え、行動してESDを推進していきたいと思います。
※ESDとは…持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Developmentの頭文字を取ったもの。
地球規模の環境破壊や、エネルギーや水などの資源保全が問題化されている現代において、人類が現在の生活レベルを維持しつつ、次世代も含む全ての人々により質の高い生活をもたらすことができる状態での開発を目指すことが重要な課題になっています。

(栄養士 佐藤)

子ども目線−いっしょにやろう−

どのクラスも12月1日のお楽しみ会の取組みが盛んに行われています。その中で今週からはホールを順番で使いながら、いつもと違う広い空間に慣れるような活動が繰り広げられています。当日は保護者の方々がいるので、まったく違う空間になるのでしょうが、少しでもお客さんがいる雰囲気が伝わるようにと、他のクラスの子どもたちが交代で見学しています。それは、子どもたちにとっても楽しみな時間のようで、真剣に見たり、まねをしようとしています。見られる方も張り合いが出て、いつもより張り切って活動しています。私も見学させてもらおうとホールに出かけると、ちょうど2歳児が“おむすびころりんごっこ”をやろうとしているところでした。すると一人の子が私の手を取って「いっしょにやろう」とさそってくれました。クラスの劇遊びに私が入る事で、いつもと違う流れになってしまうのではと思ったのですが、担任もさそってくれたので、一緒に劇ごっこを楽しみました。「いっしょにやろう」という子どもの願いに応えられたことと、楽しい時間の共有が出来た事で私も嬉しかったのですが、子どもと担任で作り上げるいつもの活動とは違うものになってしました。当日の出来栄えを気にしたら、私は参加しない方よかったのかもしれませんが、「子どもがいっしょにやりたい」いう願いに応え、楽しく過ごすことの方が大事な時間のような気がしました。みなさんならどうしますか。

(園長 島本)

八王子保健所感染症情報      八王子市保健センター

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