八王子市立長房西保育園

トップ

園のご案内

園のお知らせ

年間行事

1日のすごし方

心と身体(保健衛生)

今日の保育

今日の給食

子育て支援

一時保育



八王子市立長房西保育園

〒193-0824
東京都八王子市長房町
588都営西8号棟
TEL:042-664-2583
FAX:042-665-1711


指定管理者
社会福祉法人 相友会
理事長 村松一恵

姉妹園
浅川保育園  諏訪保育園


ボランティアしませんか
地域支援の一環として、ボランティアの受け入れをしています。詳しくは園までお尋ねください。

心と身体(保健衛生)
kokoro 3月号
平成23年 3月31日                       八王市立長房西保育園/看護師 水野友紀江

いよいよ今年度も今日で最後となりました。ここにきて、インフルエンザの発症が続いていますが、保護者のみなさんには、保育園利用ガイドおよび感染症対策ガイドラインに沿って対応していただいております。このように、一年間、保健衛生へのご理解とご協力ありがとうございました。また、先の地震で怖い思いを経験したり、放射線や計画停電等により生活に不便や不安を感じたりしていると思いますが、登園自粛等の要請にも心よくご協力いただきありがとうございました。
今後、園もできるだけ通常通り運営していく予定ですが、節電のため、日中は日差しを利用して一部の蛍光灯を消したり、異年齢保育を行ったり、一枚多く上着を羽織るなどして、可能な範囲で不要な電気・暖房の使用を控えております。また、子どもたちは、保護者の方と離れている時間に地震を体験し、現在も余震のたびに避難体制をとっていますが、このような経験は、知らず知らずのうちに子どもたちの精神面にも負担となっていることがあるので、十分配慮していきたいと考えています。さらに放射線による水道水や食品の汚染等、子どもたちの健康面について配慮することが山ほどありますが、これを機会に更に安全で安心できる環境を作っていきたいと考えています。
今回の震災を通して、大人も子どもも一人ひとりが協力し合って、自分たちにできることを考えて生活していかなければならないことを改めて学びました。このことは保育園だけではなく、地域や社会の機能を失わないためにも様々な助け合いや協力が必要だと思いますので、引き続きご協力をお願いいたします。
私も3.11は研修のため都内へ出かけており、帰宅難民になってしまいました。その時、ビジネスホテルのロビーを一晩開放していただき、その配慮に大変感謝いたしました。自分のことだけではなく、他者の事を考えられるやさしい気持ちが社会を支えていることに、あらためて気づかされました。

子どもも花粉症に
最近は、小さい子どもにも花粉症と思われる症状が見られるケースが増えているようです。花粉対策としては、外出から戻ってきたら衣服についた花粉を払い落とし、手や顔を洗うことでずいぶん違います。
また、症状がひどい場合には、マスクや花粉予防のメガネなどの利用も検討してみてください。点眼薬の持参について問い合わせが多数あるようですが、原則としてご家庭での対応をお願いいたします。 ただし、中には症状がひどく、日常生活が困難となっているお子さんもいます。 日中の様子は保育者が把握していますので、日ごろ症状が目立っていないお子さんについては、与薬依頼をお断りする場合もあります。
与薬依頼が殺到すると、看護師が一人で多数の対応をすることになります。保育業務への支障や、与薬に関わる事故防止のためにも、ご理解とご協力をお願いいたします。

感染症予防
3月に入り、インフルエンザB型4名・A型7名と感染症の報告が続いています。先月の新聞記事には、りんご病が流行しているという記事もありました。 保育園での感染症の流行に関わらず、各地域によって流行している病気は異なり、スーパーやデパート、公園、電車やバスなどの公共機関においても感染する可能性は十分あります。
いつ・どこで・何の病気にかかってしまうかは誰にもわかりませんので、心配な方は日常的にマスクを着用するなどの感染予防を徹底してください。 りんご病に関しては、妊娠中の保護者の方は特に注意が必要です。また、子どもにも「咳エチケット」は大切です。 咳や鼻水が出ている場合には、飛沫を飛ばさないようマスクをする、咳やくしゃみをするときはハンカチや手で口元を覆ったり、人のいない方に顔を向けるなどの行動を習慣にしていきましょう。
しかし、マスクの着用が困難な年齢の子もいますので、集団生活においてはきちんと受診・治療をしていただくことが前提になります。 病気になってひとりが困ると思うことは、他の100人も同じように困ります。お互いに、他のお子さんへの配慮も忘れず、保育園を利用してください。

食育−成長した一年−

人見知りで泣いていた子も、今では担任と一緒に「た・ん・ぽ・ぽ・ぐ・みで〜しゅ」とかわいい声で人数報告をしてくれるようになりました。年長さんが担当の味見隊では、食材の種類や成分、その働きを聞き、難しい言葉をおぼえて園内放送で一生懸命報告してくれます。園で採れた野菜をサラダやお新香などにもしました。クッキー、パン、ソーセージなどの調理保育もたくさんやりました。「作る楽しさ、食べる楽しさ」を十分に味わえた一年だったと思います。
このような楽しい体験やコミュニケーションがあって初めて、美味しい給食になり、その満足感が子ども達を成長させる大きな力になるのだろうと思いました。食べるだけではなく「食べる事の大切さや有り難さ」を将来感じてもらえたらいいですね。これからも無理をせず、年齢に応じた調理保育を取り入れ、『食』に対する意識を親子で高めてもらえる活動をしていきたいと思っています。「お給食の先生〜おいしかったよ!!」のうれしい言葉や、先の利用者満足度調査での嬉しい感想を励みに、これからも日々の給食をますます充実していきたいと思っております。
(給食室 寺田)

子ども目線−子どもをどこまで守れるか−

今回の東日本大震災は、誰しも予想しなかった本当に大きな地震でした。園では、ちょうど午睡明けの少し前で、ほとんどの子がうとうととしていた時間帯です。出口の戸を開け、避難路の確保をし、子ども達には布団をかぶせ、いつでも避難できる体制をとったのですが、揺れは一向に収まらず、目の前の山も木々も、電信柱も躍るように揺れ、このまま全てが終わってしまうのではないかと思ったほどです。直接の被災地の保育園でもちょうど同じような状況の時間帯に津波が来て、一度に全てのものを奪ってしまったと考えると非常に胸が痛みます。
保育園では、毎月避難訓練を実施しています。その時の配慮としては、子どもたちに必要以上の緊張感や恐怖感を与えないよう安心感の中で落ちついて避難をし、その安全を確保するということが大きなねらいです。ですから、あの地震の時も、保育者たちは必要以上に大声も出さず、比較的落ち着きながら連携がとれたと思っています。子どもの中には「これ、訓練?」という子もいたほど冷静な状況でした。
しかし、被災地の子ども達の中には、恐怖体験から食事がとれなくなったり、夜が不安で眠れなくなったりする子どもがいます。園児の中にも、甘えが強くなったとか、余震で泣きだすという話も入っています。計画停電や食料の買い占め、水不足、ガソリン渋滞など、周囲を見ても不安な状況はこの先もしばらく続きそうです。さらには、放射線についても影響を受けやすい子どもたちですから、まずは最初に守らなくてはいけません。
そんな中、被災地の子どもたちの元気な姿が、大人たちに笑顔を与えているというニュースが入ってきました。過去を振り返るのではなく、未来を向いている子どもたちですから、今が安心できる状況であれば、それだけで笑顔を見せ元気に遊び出します。そんな子どもたちの声が町中に広がることで、逆に私たち大人が励まされ、意欲的に前を向いて生活できるのではないでしょうか。どうか、未来を支える子どもたちのことを最優先に考え、安心して生活できるような環境を作っていくことにご協力ください。そのためには、今このような状況下においても、みんなで力を合わせ、仲良く平和に暮らす手本を見せる事が大事だと思います。また、社会が不安だからこそ、子どもたちは大人を困らせるような行動を見せることがあるかもしれません。しかし、ご家庭では不安になった子どもを強く叱ったり、無視したりしないよう、よく話を聞きながら丁寧な対応をしてください。園でもたくさん可愛がっていきたいと思います。
(園長 島本)

八王子保健所感染症情報      八王子市保健センター

Copyright (C) 2013 八王子市立長房西保育園