子どもと育つ
一年間の子ども達の育ちはどうだったでしょうか。『一人ひとりがちがう』というのが乳幼児教育のスタートですから、一人ひとりに合ったプログラムが必要になります。園では先日あゆみの交流でも利用させていただいた個別支援プログラム『あゆみノート』がそれに当たります。それでも集団で教育をする時には、個別性を大切にするために、かなり柔軟な対応を求められます。それはみんなと一緒に活動する楽しさを体験してほしいという保育者の願いと、『私は今、これをしたくない』という思いのすれ違いです。この個と集団の関係性を『子どもの権利』をベースに考えながら保育をすすめるのが乳幼児教育の基本です。家庭においてはこの一人ひとりの違いを生かした個別の対応がより可能です。ここが家庭教育の一番大切なポイントだと思います。そして、家庭でうまく個別の対応をしてもらった子は、集団教育の場に入った時に、大人との信頼関係をベースに、上手に自分の持っている力を発揮できるのだろうと考えています。ここが、『家庭と保育園が車の両輪のようにうまく歩調を合わせて』という表現をされる部分だと思います。しかし、決して集団で困らないよう、園の教育を先取りして同じことをさせるということではありません。家庭では子どもの思いを受けとめたコミュニケーションを大切にするということです。これは学校に行っても同じです。
次に、ちょっと視点を変えて、『子どもはみんな自分から学ぶ力を持っている』という発想で考えてみることにしましょう。たとえば『食事で食べ物を噛んで飲み込む』、『自分の思いを日本語で伝える』というようなことは、いつ、どのように教えた記憶がありますか。どれも獲得するまで大変な能力を必要としますが、それを子ども達は殆ど『真似をする』という学び方で獲得していきます。誰が真似されているかというと、直ぐそばにいる大人です。ですから、子どもにはいい手本になるあこがれのモデルが必要になるわけです。ですから、子どもの持っている力を伸ばしてくれる人に出会うことがとっても大事で、ニュージーランドでは親は子どもの最初の教育者とも言われています。私達もこの先、子どものよきモデルになるよう共に成長していきたいものです。
懇談会―進級準備―
今日からクラス懇談会が始まります。1年間の評価を一緒にやっていただき、それを次年度につなげたいと思います。クラスごとにスライドや映像などを準備をしていますので、是非ご出席ください。
利用者満足度調査
アンケートのご協力ありがとうございました。おかげさまで80%近い回収率となりました。これも保護者のみなさんの子どもに対する関心度の高さだと思います。結果につていは集計が終わり次第お伝えします。
3月の行事予定
1 |
火 |
0・5歳クラス懇談会 |
2 |
水 |
1・3歳クラス懇談会 |
3 |
木 |
2・4歳クラス懇談会 |
4 |
金 |
交通安全指導日 |
7 |
月 |
身体測定 |
8 |
火 |
身体測定 ゆりお別れ遠足 職員会議 |
9 |
水 |
たにぞうコンサート |
10 |
木 |
お話の会 |
11 |
金 |
たいこであそぼう 職員細菌検査 |
15 |
火 |
安全点検 |
19 |
土 |
卒園式 |
21 |
月 |
春分の日 休園 |
22 |
火 |
うたってあそぼう |
23 |
水 |
修了式 |
24 |
木 |
ベビーマッサージ |
25 |
金 |
ヒップホップ |
4/1 |
金 |
入園・進級式 |
5年間に感謝
八王子市で初めての指定管理者として運営委託され、最初の5年目が間もなく終わろうとしています。移行期には市の所管の方々、徳永園長先生をはじめ公立園の皆さんに本当に丁寧な対応をしていただきました。保護者の皆様もたくさんの不安感があったにもかかわらず、ご理解とご協力というより、逆にたくさんのご支援をいただいたと思っています。子ども達はみんな元気いっぱいで本当にパワフルで、それに応えるために職員達の連携もどんどん深まっていきました。職員の異動がほとんどなかったことも幸いしました。この間に実施した、満足度調査や第三者評価においても、保護者の皆さんにはたくさんの勇気をいただきました。改めて皆様に感謝の気持ちを伝えたいと思います。
ご心配いただいた次の5年間も(社福)相友会で引き続き長房西保育園の運営を継続できることになりましたが、更なる信頼感を構築するために、職員一同で保育の質の向上を目指していきたいと思っています。次の五年間において主に取り組みたい事業活動は次のような内容です。
・第三者評価、自己評価の共有・環境による保育のレベルアップ・保育の質の向上(研修)
・保護者支援、家族支援、地域の子育てサポート・地域の子どもたちの安心できる居場所作り
持続可能な生活 ESD
4歳児が園の小さな畑でじゃが芋と絹さやの苗を植えました。土の中からは緑色のいも虫やミミズなどが顔を見せました。5年前には石やガラスなどのガラしか出てこなかったのですが、だんだん畑らしくなり小さな生き物たちが子どもの遊ぶ声を聞きながら一緒に生きています。今日の活動は年長さんになった初夏から夏にかけての収穫体験につながっていきますが、「明日もまた掘ろう」という子もいてびっくりしました。この先きっといろいろなドラマが生まれることと思います。
のびのび表現が伝わった?
間もなく卒園する年長さん達ですが、11月末に八王子市観光協会の依頼を受けて高尾登山鉄道主催の第4回高尾山写生コンクールに出品しました。作品はケーブル山頂駅の香住売店ギャラリーに3月1日から当月31日まで展示される事を伝えると、お別れ遠足を兼ねてみんなで見に行きたいという話になり、今一緒にその準備をしている所です。
先日下見を兼ねて絵を見に行ったのですが、その時、子ども達の絵にたくさんの賞が張り付けられていて驚きました。画家の方を中心に賞を決めたとのことですが、なんと1/3以上の子ども達が受賞していました。作品を見ると、どれも伸びやかで個性的。きっと一人ひとりが楽しい雰囲気を出し、その素敵な仲間たちと一緒に、描くことの楽しさを共有できた結果の賞だろうと思います。ゆりさんとは3/8に路線バスを利用して見に行く予定ですが、みなさんも是非のびやかな絵を見にお出かけください。
子育て支援☆ペンギン広場で遊ぼう
イベント案内(予約をしてください)
- 11日(水):太鼓で遊ぼう11時〜11時半
- 22日(火):歌ってあそぼう10時
- 24日(木):ベビーマッサージ10時〜11時半
- 25日(金):親子でヒップポップ! 10時〜2歳児以下、10時半〜3歳児以上
子育て相談も気軽にどうぞ 臨床心理士の相談も受けられます
個人情報について
ホームページや園だより等に使用する写真ですが、顔がうつることが気になる方は担任まで連絡してください。
一時保育
緊急に保育が必要な方のお子さんをお預かりいたします。登録が必要です。
定員は3人(1歳児以上)
利用料 1時間350円
(給食300円、おやつ100円は別途)
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