すっかり冬本番の冷たい風が吹いています。いよいよ年の瀬を迎え、誰もが普段よりも忙しくあわただしい毎日ですね。大人の忙しさのために子どもの生活リズムが乱れることのないよう、無理のない時間にゆとりのあるお休みの過ごし方を計画してみて下さい。元気に年末年始を迎えられると良いですね。今年も保護者の皆様にはお子さんの健康管理や感染予防へのご理解とご協力ありがとうございました。
インフルエンザシーズンの前に
もしも、お子さんが嘔吐・下痢をしたら・・・
嘔吐や下痢の症状は、熱の風邪よりも体力の消耗が激しく、回復にも時間がかかります。特に乳幼児は、脱水症状を起こしやすいので、症状のあるときは早めに医師の診察を受けることをおすすめします。ノロウイルスやロタウイルスのように、非常に感染力の強いものの場合、集団ではあっという間に流行してしまいます。他にも、嘔吐や下痢の症状を起こすウイルスはありますが、特定することが難しいため『ウイルス性胃腸炎』や『おなかの風邪』という診断を受けることも多々あると思います。「感染力が弱いからうつらない」とは限らず、小さいお子さんや、疲れやストレス、体調不良などで抵抗力が弱っている時には感染する可能性は十分に考えられます。下痢だけだから大丈夫と思われるかも知れませんが、下痢でも十分に感染力はあります。保育園では、お子さんの全身状態を見ながら保育中に下痢があったり、食事が摂れなかった場合にはご連絡をさせていただいています。普通の便に戻って、通常の食事が摂れる状態に回復してからの登園をお願いしています。登園に関しては、主治医の指示に従ってください。 園内の衛生に関しては、職員一同、十分に注意を払って保育を行っていますが、感染拡大の予防のためには、保護者の皆様のご理解とご協力も必要になりますので、とうぞよろしくお願いいたします。また、自宅で症状が出たりお休みの日に診断がついた場合も、必ず保育園へお知らせください。
保育から子育てを学ぶ
長房西保育園に近い船田小学校には、校舎の中に学童施設がありますね。教室の壁面を大きく使い、四季折々の共同製作が掲げられています。桜やお月見、ハローウィンなど、テーマは様々です。構図もよく考えられていて、本当に見事ですね。八王子市内で、お子さんと見学していただきたい学童施設の一つです。 元気の良い子どもたちがたくさん集まって、枠の緩いところで、好きな遊びをしているのですから、少々わんぱくなところが出るのも当然です。壁に穴が開いたり、共用スペースの備品が壊れたりしている施設は、決して少なくありません。なのに、これらの作品は、最も弱い紙素材がメインであるにもかかわらず、隅の方にも破損しているところがないのです。子どもたちは、それらに囲まれながら、伸び伸びと過ごせてもいるのです。 長房西保育園では、子どもが遊びの中で、ちょこちょこと作業に関わって、いろいろなものが出来上がる体験を積んでいますね。自分は手型を一つ押しただけ、という参加であったとしても、自慢げに私に説明してくれます。あの子たちがこんな作品を作り上げるようになるんだな、と思いました。 「いやあ、僕はたいしたことはできていないんですけど、この活動は、子どもと僕たちにとって大切なものなので、何とか続けてきました」 ・・この施設長さんの嫌味のない謙遜も仲間を信頼しているからでしょう。これも、長房西保育園で聞いたような気がするのは私だけでしょうか(笑)? そう、連続しているのは、ちょっとしたことを大人と積み上げて、大きな夢を形にしていくプロセスと、子ども自身がそこに参加できていることに対する満足と、自信です。子どもの人権を尊重する基本がそこにあります。 皆様、今年もお疲れさまでした!どうかご家族でよい年をお迎えください。
(臨床心理士 青木)
食育 今が旬!! ほうれん草を食べよう
今が旬のほうれん草は、ビタミン類、鉄分など風邪と貧血に効果のある成分が多く含まれています。長房西保育園では、地域の農家さんから採れたてのほうれん草を持ってきてもらい、和え物やおひたしや汁物に使用しています。ご家庭でも、おひたしにして食べる事が多いのではないでしょうか?おいしいおひたしを作るには以外にも葉先を使わないことなんです。味をよくするデンプンは、株元に多く、葉先にいくほど少なくなるためで、切った葉先はお吸い物やみそ汁に入れて食べるのも良いと思います。スーパーなどで買うときは葉が肉厚で、株元がしっかりして赤いものが太陽の光をたっぷり浴びたものです。このほうれん草を選んでみてください。
(栄養士 佐藤)
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