気管支拡張剤(ホクナリンテープ・ツロブテロールテープ)について
気管支喘息や気管支炎の時に気管支を拡張させ、呼吸を楽にする目的で使用する薬に気管支拡張テープの(ホクナリンテープ)があります。医師の処方箋がないともらえない薬ですが、保育園でもよくこのテープを貼って登園されるお子さんを見かけます。使用にあたっては目的・方法・注意をよく確認して下さい。副作用としては、脈が速くなったり、手が震えたり、興奮気味になったりすることがありますので、医師に指示された使用方法を守って貼りましょう。 少し咳が出始めた時や、風邪をひきそうな時に予防の意味で使用しても副作用が出たり、効果が望めないことがありますので、自己判断で使用せず、医師の指示のもとに使用しましょう。特に乳児では副作用が出ていても上手く言葉で伝えられない事がありますので、特に注意が必要です。 注意 ★乳児ではできるだけお子さんの手の届かない所に貼ってください。自分で剥がせる場所に貼ると剥がしてしまい誤って口の中に入れてしまう事があります。 ★園で少しはがれかかってしまった場合、上からテープで押さえて使用することはできますが、一度はがれてしまった場合は貼り直しが難しい場合があります。 ★ホクナリンテープを貼って登園する場合は必ず、連絡帳に記入のうえ、
冬のスキンケア 〜この冬はすべすべお肌で〜
冬の訪れとともに、子どもたちの皮膚のトラブルが目立っています。お子さんが、体を痒がってかいてしまい、皮膚が傷ついてしまったという経験のある方も多いと思うので、毎日お子さんの肌を触ってみてください。カサカサやザラザラしていたり、湿疹ができていたりしませんか?子どもの皮膚は、大人に比べて薄く、乾燥しやすく、刺激や摩擦に対する抵抗力も弱いため、とても傷つきやすいものです。そのため、冬の寒さや乾燥によって、肌のトラブルを引き起こしやすくなります。季節問わず、日頃からのお手入れが何よりも大切ですが、特に冬の乾燥時期には、適切なスキンケアを心がけてみてください。
@ 基本は清潔 顔に鼻水や食べ物がついているときには、きれいにふき取るか、洗い流してあげてください。“清潔に”というと、つい、ゴシゴシ洗いたくなりますが、肌がボロボロになってしまうので、身体を洗うときは石鹸を泡立てて優しく洗ってあげましょう。
A たっぷり保湿 保湿剤を塗るタイミングが重要です。肌の内部が、水分で潤っている状態の時に保湿剤を塗って、水分を 閉じ込めるのが上手な使い方です。例えば、入浴後の汗がひいた後、すぐに塗ると効果的です。
B 刺激は少なく 合成繊維でできた衣類は、静電気が起きやすく、皮膚が刺激されて目に見えない傷がつきます。そのた め、痒みを生じる原因になります。直接肌に触れる衣類は、なるべく木綿のものがお勧めです。
保育から子育てを学ぶ
子どもたちが、劇や演奏を楽しむ季節になりました。この「楽しむ」というところがとても大切。発表会や運動会に向けて、「頑張っています」というのが、清く正しき学びの姿?の一面であることは間違いないのですが、日々「生きる力」を滋養すべき幼児さんにとって、「楽しむこと」を体感することが、今後の人生を賢く生き抜く核となるのです。 あるクラスでの劇の練習時間の一コマを紹介しましょう。もちろん子どもたちは、字が読めませんから台本はありません。みんなが何かの役になるしるしは、お帽子一つです。先生が、「〇〇さん」とその帽子の意味する役柄で子どもを呼ぶと、魔法がすっとかかっていくかのようです。 この時間中、練習に入れない子どもたちもいるし、じっと目を見開いて事の成り行きの一切を記憶しようとしている子どももいるし、帽子の端をいじっている子どももいます。その反応は様々ですが、先生は、劇の世界に入りながら、楽しげに子どもたちを導きます。まさに「遊んで」いるわけです。 皆さんが観客となってその成果をご覧になるとき、子どもたちがたどってきた道のりは、大人に命令され、押し付けられ、セリフを覚えさせられたつまらない一芸では決してありません。とにかく、どの演目も、それまでクラスのみんなが楽しく磨いてきたい思い出の包みを開く瞬間です。そんな大切で素敵なものを、私たちがその日分かち合える喜びを想像するだけで、わくわくして、そしてありがたい気持ちがわいてきます。
(臨床心理士 青木)
食育 旬の食材の大切さ〜 八王子産米を食べる日!〜
今年も八王子市内の農家さんにご協力いただき、保育園でも11月22日に「八王子産の白いごはん」を食べました。 今年は台風災害もあり、農家の方もお米の成長が心配だったようですが、無事に収穫出来て、保育園でも食べる事ができて良かったです。農家の方の日々の苦労があって、毎日おいしいごはんをいただくことができます。園内でも八王子産米についてお話したり、子どもたちからは「もちもちでおいしい」「甘味がある」などの感想をもらいました。その日は焼き魚と豚汁と和風のメニューで白いごはんに合うようなメニューにしたところ、ごはんもみんなたくさん食べました。保育園のお米の籾摺りも子どもたちが日々頑張っています。感謝の気持ちを忘れずに美味しくいただきたいと思います。
(栄養士 佐藤)