八王子市立長房西保育園

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八王子市立長房西保育園

〒193-0824
東京都八王子市長房町
588都営西8号棟
TEL:042-664-2583
FAX:042-665-1711


指定管理者
社会福祉法人 相友会
理事長 村松一恵

姉妹園
浅川保育園  諏訪保育園


ボランティアしませんか
地域支援の一環として、ボランティアの受け入れをしています。詳しくは園までお尋ねください。

心と身体(保健衛生)
kokoro 01月号
平成27年1月30日                       八王市立長房西保育園/看護師 松下美佐子

もうすぐ暦の上では立春になろうとしていますが、まだまだ寒い日が続いています。全国的にインフルエンザが猛威をふるっており、警報レベルとなっています。保育園では、12月中旬から年末にかけて、インフルエンザA型に罹ったお子さんがいましたが、現在のところ終息しています。八王子市内でもインフルエンザは減少傾向にありますが、嘔吐や下痢の胃腸炎の増加がみられています。低温・乾燥を好む冬のウイルスはまだまだ居座りそうです。うがい・手洗いをしっかりし、十分な休息をとりこの季節をのりきりましょう。

もしも、お子さんが嘔吐・下痢をしたら

嘔吐や下痢の症状は、熱の風邪よりも体力の消耗が激しく、回復にも時間がかかります。特に乳幼児は、脱水症状を起こしやすいので、症状のあるときは早めに医師の診察を受けてください。ノロウイルスやロタウイルスのように、非常に感染力の強いものの場合、集団ではあっという間に流行してしまいます。他にも、嘔吐や下痢の症状を起こすウイルスはありますが、特定することが難しいため『ウイルス性胃腸炎』や『おなかの風邪』という診断を受けることも多々あると思います。
「感染力が弱いからうつらない」とは限らず、小さい子や、疲れやストレス、体調不良などで抵抗力が弱っている時には感染する可能性は十分に考えられます。園内の衛生に関しては、職員一同、十分に注意を払って保育を行っていますが、感染拡大の予防のためには、保護者の皆様のご理解とご協力が必要になりますので、よろしくお願いいたします。また、自宅で症状が出たり、お休みの日に診断がついた場合にも、必ず保育園へお知らせください。

保育園での感染症対策について

「保育園では、インフルエンザ・嘔吐下痢流行時、特に以下の事に注意して生活しています。」

  1. 外遊び時や、定期的に窓を全開にし、扇風機を回して各クラス換気を徹底しています。
  2. 各クラスの加湿器で部屋の湿度を50%以上に保つようにしています。特にホールでの午睡時は布団の間隔をで きるだけ広くとり、室温・湿度調整を念入りに行っています。
  3. ドアノブ・電気のスイッチ・おもちゃ、多数の手の触れる場所の消毒をおこなっています。
  4. 各クラスに嘔吐物処理キットが用意してあり、職員はそれぞれ迅速な対応ができるようマニュアル化してあります。

溶連菌感染症・感染性胃腸炎には以下のような症状があります。溶連菌感染症には色々な症状があり、発熱は微熱程度の事もあり、発疹の出ないこともありますが、リウマチ熱や急性糸球体腎炎を合併する可能性もある為しっかりとした治療が必要になります。

溶連菌感染症
<原因>
A群溶血性連鎖球菌という細菌が原因となる病気の総称。飛沫で感染する。

<症状>
高熱が出ることがあり、のどのはれ、おう吐、頭痛などの症状が現れる。首のリンパ節がはれたり、筋肉痛や中耳炎を起こすことも。その後全身に小さな発しんが出たり、舌に白いこけ状のものがつき、3日くらいすると赤くブツブツしてくる(イチゴ舌)。発しんや舌のブツブツが出ず、のどが痛いだけのときもある。


感染性胃腸炎
<原因>
ウイルス性の感染によるもの。冬はノロウイルス、ロタウイルスが代表的。主に経口、飛沫感染だが、ノロウイルスの場合は、食品から感染することも。生後半年〜2歳くらいの子が多くかかる。

<症状>
激しいおう吐の症状が突然現れ、下痢がそれに続き、発熱もある。ロタウイルスに感染の場合は、便が白っぽくなることも。

保育から子育てを磨く

3歳児クラスで、給食を共にしたテーブルで、楽しい一コマがありました。ある男の子が、隣の女の子に、語りかけています。この日はふわふわした丸いパンがありました。彼はそのパンをおいしそうにぱくりと一口食べ、残ったパンの形が何に見えるか、彼女に聞いています。「これ何に見える?」。彼女は、しばらく考えて、「あんパンマン!」と言いました。すると彼は、すかさず、「当たり!」と応じます。彼女は「よっしゃ!」とガッツポーズ。するともう一口彼がかじって、少し小さくなったパンのかけらを差し出します。「じゃあこれは何だ?」(・・・・?)残念ながら、私には、何も見えてきません。でも、彼女は、ノリノリです。「もしかして、食パンマン?」(・・・・?)「当ったりー!」 「いえーい!」今度はVサインです。とうとうパンは、親指のツメくらいの切れ端になっていました。黙ってみていた男の子が、「これってネズミさんみたいだね。」テーブルを囲んでいた一同「なるほどー!」と大納得。七変化の末、パンはすっかり彼のおなかの中です。  「これ、なあんだ?」の次に、ちゃんとした正解など、何一つ用意されていないのです。それでもこのやりとりの中で、彼が、全部「当たり」と言い続けたこと、彼女が、楽しく想像し続けたこと。その中で、パンきれの形に、確かなネズミを見て取り、なぞなぞ遊びに参加してきたもう一人の彼がいて、食卓が一つとなり、満ち足りた一時となりました。  素敵な食事に今日も感謝です。

(臨床心理士 青木)

食育―上白糖と三温糖の違い―

私たちの知っている砂糖には、たくさんの種類があります。普段、料理する時など一般的には上白糖を多く使用していると思いますが、保育園では上白糖ではなく三温糖を使用しています。なぜ保育園で三温糖を使用しているかというと、甘い上白糖と比べると少しではありますが、ミネラル分が多いのと、味にコクがあるので、薄味を心がけている保育園では、少量の砂糖で味に違いが出てくるからです。上白糖と三温糖は、原料は同じサトウキビを使用していますが、精製する際の違いです。糖液を結晶させるときに、最初に結晶させたのが、お菓子を作る時に使うグラニュー糖で、次に上白糖、次が三温糖です。糖液を三度に煮詰めて作る砂糖なので「三温」という名の由来になったと言われています。ご家庭でも、是非コクのある三温糖を使い煮物などを作ってみると、また違った味が楽しめるかもしれませんね。

(栄養士 宮本)

八王子保健所感染症情報      八王子市保健センター

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