八王子市立長房西保育園

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八王子市立長房西保育園

〒193-0824
東京都八王子市長房町
588都営西8号棟
TEL:042-664-2583
FAX:042-665-1711


指定管理者
社会福祉法人 相友会
理事長 村松一恵

姉妹園
浅川保育園  諏訪保育園


ボランティアしませんか
地域支援の一環として、ボランティアの受け入れをしています。詳しくは園までお尋ねください。

心と身体(保健衛生)
kokoro 10月号
平成23年 10月31日                       八王市立長房西保育園/看護師 河内友紀江

すっかり秋らしくなり、朝夕は寒くなってきましたね。一日のうちの寒暖差が大きくなると、体調も崩しやすくなってきます。これからやってくる冬に向けて、寒さや風邪に負けない丈夫な体づくりを心がけていきましょう。 「風邪をひかないように」と、早い時期から厚着をする方もいますが、厚着で風邪の予防にはなりません。風邪の予防には、健康な体づくりが一番重要です。うがい・手洗い、早寝早起き、3食しっかり食事を食べるなど、規則正しい生活を送ることで風邪のウイルスを寄せつけない強い体がつくられていきます。ご家族のみなさんも一緒に気をつけていきましょう。

動きやすい服装を!
最近の子ども服は、とてもおしゃれなデザインのものが多くなっていますが、保育園で過ごす時間の服装は、「活発に遊べる」という点を優先して選んでいただけると良いと思います。子どもたちは、毎日たくさん体を動かして遊びますので、スカートや極端に丈の短いズボンなどでは、転んだときに怪我をしやすくなったり、紐などがついていると絡まって危険なこともあります。また、袖丈の長すぎる上着やズボンは滑りやすくなり大変危険ですので、袖丈の調節(すそ上げなど)をした上で着用してください。また、小さいボタンや細かいビーズ・スパンコールなどの飾りがついているものは、子ども同士でぶつかった際に怪我のもとになったり、取れてしまったときに小さい子が拾って口にする誤飲の危険性も生じてしまいます。着ている子ども自身の安全や周囲の子の安全にも配慮をした洋服選びをしてみてください。

着脱しやすいもの
ファッション性よりも、ボタンやホックをはめやすく、ひとりで着脱しやすいものが理想です。

薄手の重ね着
重ね着をすると、服と服の間に体温で温まった空気の層ができ、厚手のものを1枚着るよりも保温性が高まります。
薄手の重ね着なら動きやすく機能的なので、秋冬の肌寒い時期でも薄着の習慣を身につけるのに役立ちます。
特に、園内は空調管理・乳児室には床暖房も完備されていますので、裏起毛やニット素材の洋服などは不要です。子どもにとって動きやすく、肌に優しい素材のものを選んであげてください。

下着を着る
保温性・吸湿性を考えると、綿100%の半そでか、ノースリーブの下着が一番です。ただし、古くなると生地の目が詰まって保温力が低下します。Tシャツを下に着るとゴロゴロして動きにくく、下着の代わりとしての役割にはなりません。

スキンケアの基本は、清潔と保湿
子どもの肌は、皮膚を保護するバリア機能が未発達のため、乾燥することによって、もともと少ないバリア機能がどんどん失われて肌荒れが起こります。肌荒れ・乾燥肌が進むと、あかぎれや発疹などさまざまな皮膚トラブルが出やすくなります。健康な皮膚を作る基本は清潔と保湿です。日ごろから、外出後・手洗い後・入浴後・登園前などに保湿クリームなどを塗る日常的なホームケアを心がけてみてください。
先日の内科健診の際にも、肌の乾燥を指摘されたお子さんが多くいました。実際に、体をかゆがっているお子さんもよく見かけます。掻いている部分を見てみると、体中がザラザラしている、発疹が出ている、手の甲や頬の皮膚のしわやひび、赤みなどさまざまです。いずれも、放っておくと掻きむしって傷だらけになったり、ひび割れて出血するなど、子どもの不快やイライラにも繋がります。また、集中して遊べなくなったり、かゆみや痛みで眠れなくなってしまうこともありますので、ひどい状態になる前に肌の乾燥を予防できることがベストです。症状に気づいた時点からでも遅くはありませんので、十分なスキンケアをしてあげられるよう、毎日肌の状態を観察してみてください。
※市販の保湿クリームやローションは、低刺激のものや、子ども用のものをお勧めします。
 特に、肌の弱いお子さんや、薬を舐めてしまう心配のあるお子さんの場合には、受診をしてお医者さんに相談してみてください。

食育−調理保育−

今月は、年中・年長さんに調理保育のお手伝いをお願いしました。まず、年長さんには、約3日間かけてりんごのドライフルーツを作ってもらいました。これは、おやつのリクエストメニューで「コーンフレークを食べたい。果物も入れてほしい。」という要望を受けたのですが、そのまま果物を入れてもと思い、「ドライフルーツを作ってみては?」と提案をさせてもらったものです。ドライフルーツを見た子どもたちは「うわぁー、これがりんご!」と言いながら喜んで食べてくれました。
また、先日は年長・年中さんに手作りパンを作ってもらい、おやつとして全クラスにふるまってもらいました。年長さんは、昨年も作ったことがあるで、先生と子どもたちに任せて作ってもらいました。年中さんは、初めてのパン作りということで、クラスまで説明をしに行ました。子どもたちは興味津々という感じでした。生地を作る際にとっても力が必要でしたが頑張ってくれて、楽しそうに自分のオリジナルパンをたくさん作ってくれました。そして、「またパン作りたい!!」というリクエストもされたので、子どもたちの要望に応えていきたいと思います。給食室では、これからもたくさん子どもたちに調理保育の機会を設け、食べ物がどうやって目の前に出てくるのかというプロセスを紹介していきたいと考えています。是非ご家庭でも、子どもに調理風景を見せたり、手伝ってもらったり、時には一緒に料理をしてみてください。きっと素敵な時間になるはずです。
(栄養士 石井)

子ども目線―子どもの学びかた―

運動会というとずいぶん前の出来事のような気がしますが、子どもたちにとっては友だちと一緒に活動することの楽しさがますます出てきたようで、遊びや生活の中にその関係の深まりを感じます。
さて、その運動会ですが「だるまさんがころんだ!」で始まった入場行進や競争が少ない内容に、はじめて見た人は、戸惑いを感じたのではないでしょうか。そこには、私たちの考える子どもたちに対する教育への思いがあります。それは、毎日繰り返して行う保育の中にこそ、子どもが主体的に活動でき、楽しい体験の積み重ねになるようにしなければならないという考えが根底にあるからです。集団行動や出来栄えを教育の主なねらいにすると、待たせたり、規制が多くなり、子どもたち自らが考えて行動するための大切な時間を奪うことにもなりかねません。長房西保育園の運動会は出来栄えを競うのが目的ではなく、子どもたちが話し合い、考え、要求する中で、より主体的に取り組んでいる一人ひとりの姿を紹介することです。そこから私たちは子どもの素晴らしさを知り、元気をもらい、子どもがいる事の幸せを保護者の方々と一緒に共有したいと考えています。運動会当日、ピアノやギターを使ったり、わらべ歌あそびのようなものを取り入れているのは、そんな子どもたちの主張やハプニングにも柔軟に対応できるようにしたいという、一つの形です。
乳幼児教育は毎日が遊びを通しての発見や楽しい学びの場でなくてはならないので、同じことを繰り返しで練習させたり、待たせたりしながら、能力を向上させるというやり方はあまり幼児向きではないようです。ところが、運動会となると学校の活動に近いような内容をよく見ます。それが可能なのは、心身の基礎が育った児童期からであり、本人の向上心と思いとが一緒になった時から、あのような学校でやっているスタイルでの運動会も可能になるのでしょう。幼児教育に学校のような教育スタイルを早く持ち込むことが大事だと考えるのは、先にいって困らないように少しでも早く知的教育をしたいと考える発想から生まれていると思いますが、実は今、この瞬間こそが一番大事にしなくてはならない子どもの学びの時間だと思うのです。
子どもには学ぶ権利もありますが、束縛されない権利もあります。嫌いなこと、気分の乗らないことを強要されても、その子の学習意欲は高まりません。見えない力を育てる過程は根気のいる仕事ですが、そこに発達という視点も入れながら考えることによって、私たちに“待つ力”が生れてきます。泣いたり、怒ったりして自分の思いを伝えようとしている時こそ、子どもを理解する絶好のチャンスであり、私たちが試されている瞬間です。今、子どもたちがやっている事は直ぐには役に立たないかもしれませんが、必ずどこかで役立つという長い目で見ることが必要だと思います。子どもの育つプロセスを学びとして見る力こそが、子どもとかかわる人たちにとって、大変必要とされる力です。
(園長 島本)

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